牢烙隷嬢3
【3】
その後も、何度も何度も彼に犯され続けて、子宮だけでなく胃の中にも大量の精液を注ぎ込まれた。ようやく彼が離れた時には、私の意識は朦朧として、焦点の合わない目で天井を見上げていた。
大きく開いたままのクレパスから、ゴボリと溢れでた大量の精液がシーツを汚した。その光景も、男たちによってカメラに納められていたのだけど、そんな状態の私に気付けるわけもなかった。
「さて、待たせたな」
彼の許しで、待ちわびていた他のメンバーたちも私に襲いかかってきた。休む間もなく再び性器を穢され、怒張を咥えさせられ、同時に複数の相手もさせられ続けた。一晩中、悶え泣き叫ばされたのだけど、クスリを追加されるたびに記憶の欠落が激しくなっていった。
だから、次の日の夕方に解放された後、どうやって自宅のマンションに帰宅したのかも覚えてはいなかった。
しつこく鳴り続ける呼び鈴の音で、私は目を覚ました。
びっしょりと汗で濡れたパジャマの様子に、昨夜も悪夢にうなされていたのだと気がついた。
あれから数日が経過していたのだけど、いまだに軋む身体の痛みと肌に残る朱の縄痕を見ると、先日の事が悪夢でなく現実に起こった事だと思い知らされ、深い悲しみで胸が押し潰されそうになっていた。
「うぅ……」
今は、とても大学に行ける状態でなく、誰にも相談できぬままに自宅マンションに引き籠って日々を過ごしていた。
だけど、それがまだ終わっていない事なのだと、私は思い知らされることになった。
「……なん……で……」
インターフォンのモニターに映る先輩たちの姿に、私は言葉を失った。
「どうしてここが……なにをしに……あぁ、どうすれば……」
様々な疑問が沸き起こり、混乱をきたすのだけど、冷静になろうにも焦るばかりで考えがまとまらない。
そうしている間にも、モニターのむこうでは先輩たちが苛立ちはじめているのがわかった。
『おらぁ、いるんだろう? さっさと扉を開けろよなぁ。さもないと、これがどうなっても知らねぇぞ』
カメラの前に差し出されたスマートフォン、その画面に映っていたのは、縛られて男たちに犯されている私の姿だった。
後手に縛られた私がベッドに横たわった男の上に股がって、脇に立つ男の股間へと顔を埋めているのだけど、いずれも私の中へと出し入れを繰り返す男性性器の姿がクッキリと確認する事が出来た。
『ムービーもシッカリ撮って編集済みだぜ。見せてやるから、早くこの扉を開けやがれッ』
セキュリティ万全のこのマンションに入るには、暗証番号を入力するか内部からロックを外すかして一階の自動扉を開けるしかない。
それは他の住人も同様で、今にも騒ぎだしかねない彼らの様子に私は観念してロックを解除した。
意気揚々とマンションへと入っていく彼らなのだけど、もっと恐ろしい事は、彼らが自分で玄関の鍵をあけて室内に入ってきたことだった。
「ど、どうやって……」
「あぁ、この前の時に合鍵を作らせてもらったぜ」
男のひとりが手に持った電子キーを振って見せると私は絶望に追いやられた。すぐさま1階入り口の暗証番号も喋らされ、私の安息の場所はなくなってしまった。
「本当にお嬢様だったんだなぁ、なかなかイイ部屋で気に入ったぜッ」
メンバーのひとりが、リビングにある大型液晶テレビに持ってきたカメラを繋いでいる間、室内を物色していた彼は、そう言って担いできたボストンバックから縄の束を取り出した。
「い、いや……縛られるのは、もぅ嫌なの……」
「チッ、ちょっと身体を休める時間を与えてやればこれだよ。やっぱ徹底的に調教しないとダメなようだなぁ」
嗜虐の笑みを浮かべた彼が、ドス黒く染まった麻縄を扱きながら迫ってくる。
それを見ただけで私の脚は勝手に震えだし、抵抗しようという意志が削がれていく。
「て、抵抗のしませんから……お願いだから……」
恐怖で顔を青ざめながら、弱々しく首を振って後ずさりする。その背後からいつの間にか回り込んでいた男が羽交い締めしてきた。反射的に身体が動き、鍛錬をつんだ動作で相手の腕を振り払うと、逆に腕を掴んで押さえ込んでいた。
「いててッ、この阿女ぁッ」
「あッ、ちが……」
我に返って慌てて掴んでいた腕を離した。だけど、次の瞬間には頬に衝撃が走って、派手に吹き飛ばされていた。
ソファに倒れこんだ私の髪を掴み上げ、彼は苛立った様子で再び手を振り上げた。
――パァン……パァン……
何度も何度も頬に平手が舞い、その衝撃で視界が白く染まる。でも、その痛みよりも、頬を叩かれたことがショックだった。両親にも叩かれた経験のなかった私は茫然としてしまっていた。
大人しくなった私から、男たちは乱暴に服を剥ぎ取ると、腕を背後へと捻りあげて縛りあげていった。。
「あぁ……いやぁぁ……」
手首に巻き付くザラリとした感触に私は鳥肌を立て、悲鳴をあげた。その感触は先日の凌辱の記憶をフラッシュバックのように鮮明に呼び覚まし、私の身体から抵抗する気力を完全に奪っていった。
「へッ、縄の味もすぐに覚えこませて、縛られるだけで濡れる牝奴隷に調教してやるからな」
そんな恐ろしい事を言いながら彼は背後に組まされた私の手首を縛ると、縄尻を二の腕へと回して乳房の上下を渡し、次々と身体に麻縄を巻き付けていく。
徐々に自由が奪われることによる恐怖で短い悲鳴をあげる私に、男たちは顔を見合わせて嗜虐の笑みを浮かべあった。
そうして上半身を縛られた私は首に朱色の首輪を嵌められ、繋げられたリードをひかれてリビングへと連れていかれた。
「おら、こっちこいッ」
服を着た男たちに囲まれてひとり全裸の私。しかも麻縄で後手に縛られ、動物のように首輪のリードをひかれて歩かされている。先日まで普通の音大生であったはずの自分が、奴隷のように扱われている現実を信じたくはなかった。
(……悪い夢なら覚めてほしい……)
どんなに否定したくっても、これは現実だった。
リビングへと連れてこられた私は、液晶テレビの正面にあるソファに座らされると、左右の肘掛けに脚を載せ上げた状態で括り付けられてしまった。
「あぁ、いや……」
大股開きで秘部をさらす姿にさせられて、私は涙を浮かべて俯いた。
「おら、折角編集してきたムービーなんだ、目を逸らしやがったらタダじゃおかねえぞッ」
顎を掴まれて、画面の方へと向けさせられると、そこに複数の男たちに代わる代わる犯されている自分の姿があった。
「よく撮れてるだろう? クスリを塗られるたびに発情した牝犬みたいに腰振って見ものだぜ?」
愉しそうに語る彼の解説を聞かせられながら、濡れ光る男性性器が自分の中から出し入りする光景を見るのはつらかった。なにより、その言葉通りに、次第に快楽に溺れていく自分の姿に、胸が張り裂けそうだった。
「さて、自分がどんな牝なのか自覚したところで、調教してやるか」
男たちが背後でゴソゴソと何かを漁る気配がしたかと思うと、彼は手渡された器具のスイッチを入れた。
――ヴヴゥ……
低い振動音と共に先端を震わせるそれは、ハンディーマッサージ機だった。それが私の股間へと押し付けられた途端、目が眩むほどの衝撃が脳を直撃した。
「ひぎぃぃぃッ!!」
あまりの刺激の強さに、拘束された身体が痙攣したかのように激しく暴れる。だけど、麻縄でしっかり拘束された私の身体は動くことができずに、ギシギシと軋む音を立てただけだった。
唯一自由に動かせる頭だけが左右に振られ、乱れた髪が頬に張り付いた。
「い、いやぁぁッ、と、とめて……」
絶叫しながら、彼に必死に許しを求めた。でも私の哀願は聞き入られれるどころが押し付けられる器具の数は増やされて、両乳房にも振動するハンディーマッサージ機の先端が押し付けられた。
「ひぃッ、ゆ、ゆるしてぇッ」
「ほら、遠慮するなって」
「ははは、ガクガク震えて、面白れぇなッ」
「涎を垂らして、無様だなぁ」
「おうおう、激しいねぇ。なら俺はこいつで楽しませてもらうぜ」
目の前に蹲った男が手にしていたのは男性性器を模したバイブレーター。それも人並み外れた大きさのものだったのだけど、既に激しく濡れていた私のクレパスはさしたる抵抗もみせずにそれを受け入れていった。
「オラオラ、まずは一回派手にイカせてやるよッ」
「あぁン、だ、だめぇぇ、耐えられないッ」
「なら、イク時は、ちゃんと言えよなッ」
敏感な箇所を責め立てる激しい刺激、とくに敏感なクリ×リスをバイブレーターとハンディーマッサージ機で表裏から挟まれての責めは強烈だった。
「イ、イクぅ、イキますぅぅッ」
あっけなく昇りつめさせられた私は、股間から透明な液を吹き出しながら絶頂をむかえた。
------------------------------
中途半端ですが、ストック分は以上となります。
その後も、何度も何度も彼に犯され続けて、子宮だけでなく胃の中にも大量の精液を注ぎ込まれた。ようやく彼が離れた時には、私の意識は朦朧として、焦点の合わない目で天井を見上げていた。
大きく開いたままのクレパスから、ゴボリと溢れでた大量の精液がシーツを汚した。その光景も、男たちによってカメラに納められていたのだけど、そんな状態の私に気付けるわけもなかった。
「さて、待たせたな」
彼の許しで、待ちわびていた他のメンバーたちも私に襲いかかってきた。休む間もなく再び性器を穢され、怒張を咥えさせられ、同時に複数の相手もさせられ続けた。一晩中、悶え泣き叫ばされたのだけど、クスリを追加されるたびに記憶の欠落が激しくなっていった。
だから、次の日の夕方に解放された後、どうやって自宅のマンションに帰宅したのかも覚えてはいなかった。
しつこく鳴り続ける呼び鈴の音で、私は目を覚ました。
びっしょりと汗で濡れたパジャマの様子に、昨夜も悪夢にうなされていたのだと気がついた。
あれから数日が経過していたのだけど、いまだに軋む身体の痛みと肌に残る朱の縄痕を見ると、先日の事が悪夢でなく現実に起こった事だと思い知らされ、深い悲しみで胸が押し潰されそうになっていた。
「うぅ……」
今は、とても大学に行ける状態でなく、誰にも相談できぬままに自宅マンションに引き籠って日々を過ごしていた。
だけど、それがまだ終わっていない事なのだと、私は思い知らされることになった。
「……なん……で……」
インターフォンのモニターに映る先輩たちの姿に、私は言葉を失った。
「どうしてここが……なにをしに……あぁ、どうすれば……」
様々な疑問が沸き起こり、混乱をきたすのだけど、冷静になろうにも焦るばかりで考えがまとまらない。
そうしている間にも、モニターのむこうでは先輩たちが苛立ちはじめているのがわかった。
『おらぁ、いるんだろう? さっさと扉を開けろよなぁ。さもないと、これがどうなっても知らねぇぞ』
カメラの前に差し出されたスマートフォン、その画面に映っていたのは、縛られて男たちに犯されている私の姿だった。
後手に縛られた私がベッドに横たわった男の上に股がって、脇に立つ男の股間へと顔を埋めているのだけど、いずれも私の中へと出し入れを繰り返す男性性器の姿がクッキリと確認する事が出来た。
『ムービーもシッカリ撮って編集済みだぜ。見せてやるから、早くこの扉を開けやがれッ』
セキュリティ万全のこのマンションに入るには、暗証番号を入力するか内部からロックを外すかして一階の自動扉を開けるしかない。
それは他の住人も同様で、今にも騒ぎだしかねない彼らの様子に私は観念してロックを解除した。
意気揚々とマンションへと入っていく彼らなのだけど、もっと恐ろしい事は、彼らが自分で玄関の鍵をあけて室内に入ってきたことだった。
「ど、どうやって……」
「あぁ、この前の時に合鍵を作らせてもらったぜ」
男のひとりが手に持った電子キーを振って見せると私は絶望に追いやられた。すぐさま1階入り口の暗証番号も喋らされ、私の安息の場所はなくなってしまった。
「本当にお嬢様だったんだなぁ、なかなかイイ部屋で気に入ったぜッ」
メンバーのひとりが、リビングにある大型液晶テレビに持ってきたカメラを繋いでいる間、室内を物色していた彼は、そう言って担いできたボストンバックから縄の束を取り出した。
「い、いや……縛られるのは、もぅ嫌なの……」
「チッ、ちょっと身体を休める時間を与えてやればこれだよ。やっぱ徹底的に調教しないとダメなようだなぁ」
嗜虐の笑みを浮かべた彼が、ドス黒く染まった麻縄を扱きながら迫ってくる。
それを見ただけで私の脚は勝手に震えだし、抵抗しようという意志が削がれていく。
「て、抵抗のしませんから……お願いだから……」
恐怖で顔を青ざめながら、弱々しく首を振って後ずさりする。その背後からいつの間にか回り込んでいた男が羽交い締めしてきた。反射的に身体が動き、鍛錬をつんだ動作で相手の腕を振り払うと、逆に腕を掴んで押さえ込んでいた。
「いててッ、この阿女ぁッ」
「あッ、ちが……」
我に返って慌てて掴んでいた腕を離した。だけど、次の瞬間には頬に衝撃が走って、派手に吹き飛ばされていた。
ソファに倒れこんだ私の髪を掴み上げ、彼は苛立った様子で再び手を振り上げた。
――パァン……パァン……
何度も何度も頬に平手が舞い、その衝撃で視界が白く染まる。でも、その痛みよりも、頬を叩かれたことがショックだった。両親にも叩かれた経験のなかった私は茫然としてしまっていた。
大人しくなった私から、男たちは乱暴に服を剥ぎ取ると、腕を背後へと捻りあげて縛りあげていった。。
「あぁ……いやぁぁ……」
手首に巻き付くザラリとした感触に私は鳥肌を立て、悲鳴をあげた。その感触は先日の凌辱の記憶をフラッシュバックのように鮮明に呼び覚まし、私の身体から抵抗する気力を完全に奪っていった。
「へッ、縄の味もすぐに覚えこませて、縛られるだけで濡れる牝奴隷に調教してやるからな」
そんな恐ろしい事を言いながら彼は背後に組まされた私の手首を縛ると、縄尻を二の腕へと回して乳房の上下を渡し、次々と身体に麻縄を巻き付けていく。
徐々に自由が奪われることによる恐怖で短い悲鳴をあげる私に、男たちは顔を見合わせて嗜虐の笑みを浮かべあった。
そうして上半身を縛られた私は首に朱色の首輪を嵌められ、繋げられたリードをひかれてリビングへと連れていかれた。
「おら、こっちこいッ」
服を着た男たちに囲まれてひとり全裸の私。しかも麻縄で後手に縛られ、動物のように首輪のリードをひかれて歩かされている。先日まで普通の音大生であったはずの自分が、奴隷のように扱われている現実を信じたくはなかった。
(……悪い夢なら覚めてほしい……)
どんなに否定したくっても、これは現実だった。
リビングへと連れてこられた私は、液晶テレビの正面にあるソファに座らされると、左右の肘掛けに脚を載せ上げた状態で括り付けられてしまった。
「あぁ、いや……」
大股開きで秘部をさらす姿にさせられて、私は涙を浮かべて俯いた。
「おら、折角編集してきたムービーなんだ、目を逸らしやがったらタダじゃおかねえぞッ」
顎を掴まれて、画面の方へと向けさせられると、そこに複数の男たちに代わる代わる犯されている自分の姿があった。
「よく撮れてるだろう? クスリを塗られるたびに発情した牝犬みたいに腰振って見ものだぜ?」
愉しそうに語る彼の解説を聞かせられながら、濡れ光る男性性器が自分の中から出し入りする光景を見るのはつらかった。なにより、その言葉通りに、次第に快楽に溺れていく自分の姿に、胸が張り裂けそうだった。
「さて、自分がどんな牝なのか自覚したところで、調教してやるか」
男たちが背後でゴソゴソと何かを漁る気配がしたかと思うと、彼は手渡された器具のスイッチを入れた。
――ヴヴゥ……
低い振動音と共に先端を震わせるそれは、ハンディーマッサージ機だった。それが私の股間へと押し付けられた途端、目が眩むほどの衝撃が脳を直撃した。
「ひぎぃぃぃッ!!」
あまりの刺激の強さに、拘束された身体が痙攣したかのように激しく暴れる。だけど、麻縄でしっかり拘束された私の身体は動くことができずに、ギシギシと軋む音を立てただけだった。
唯一自由に動かせる頭だけが左右に振られ、乱れた髪が頬に張り付いた。
「い、いやぁぁッ、と、とめて……」
絶叫しながら、彼に必死に許しを求めた。でも私の哀願は聞き入られれるどころが押し付けられる器具の数は増やされて、両乳房にも振動するハンディーマッサージ機の先端が押し付けられた。
「ひぃッ、ゆ、ゆるしてぇッ」
「ほら、遠慮するなって」
「ははは、ガクガク震えて、面白れぇなッ」
「涎を垂らして、無様だなぁ」
「おうおう、激しいねぇ。なら俺はこいつで楽しませてもらうぜ」
目の前に蹲った男が手にしていたのは男性性器を模したバイブレーター。それも人並み外れた大きさのものだったのだけど、既に激しく濡れていた私のクレパスはさしたる抵抗もみせずにそれを受け入れていった。
「オラオラ、まずは一回派手にイカせてやるよッ」
「あぁン、だ、だめぇぇ、耐えられないッ」
「なら、イク時は、ちゃんと言えよなッ」
敏感な箇所を責め立てる激しい刺激、とくに敏感なクリ×リスをバイブレーターとハンディーマッサージ機で表裏から挟まれての責めは強烈だった。
「イ、イクぅ、イキますぅぅッ」
あっけなく昇りつめさせられた私は、股間から透明な液を吹き出しながら絶頂をむかえた。
------------------------------
中途半端ですが、ストック分は以上となります。
牢烙隷嬢2
【2】
肩を激しく揺さぶられて、 私は深い眠りの中からゆっくりと覚醒した。
「うッ……うぅん……」
意識を取り戻した私が、最初に見たのは見慣れない天井だった。
きらびやかな内装に、まだ意識がハッキリしない私は自分がどこにいるか、すぐに理解できなかった。
「おッ、やっと目が覚めたかよ」
そんな彼女の顔を、にやけた面の先輩が覗き込んできた。なぜか先輩は全裸で、股間にそそり立っているものを目にした途端、思わず赤面してしまう。
「わ、私は、どうして……えッ?」
慌てて起き上がろうとした私は、身体がピクリとも動かない事に気が付いた。
そして、自分の身体を見下ろして、ようやく事態を理解したのだった。
「きゃぁぁッ、な、なんで裸で縛られているの!?」
全ての衣類を脱がされて、全裸にされた私は縛られていた。
全身に幾重にも巻きついたドス黒い麻縄によって手を背後で縛られ、脚はまるでカエルの解剖のように開いた状態に固定された姿で、キングサイズのベッドの上に転がされていた。
乳房は胸の麻縄によって根元を締め付けられていて、パンパンに張って痛いほど変形していた。そんな無残な自分の姿に、悔しさと恥ずかしさに視界が涙で歪んでしまう。
「友達から聞いたぜぇ? 幼い頃からなんか武道をやってるんだってなぁ、抵抗されても面倒だし、縛らせてもらったぜ」
「まったく、俺は抵抗してくれた方が燃えるんだけどなぁ」
「ばーか、そんなんだから、この前の女に爪で引っかかれたりするんだろうが」
「ちぇッ、あの後、しっかりと肉便器に調教してやったけどなぁ」
話し声に気が付いて周囲を見渡すと、ソファに座る他の男性メンバーたちがいた。彼らは着衣のままで、お酒を片手に囃し立てきては愉しげに騒いでいた。
「よーし、二次会を始めるとするか」
全裸の狩野先輩がメンバーに声をかけると、ゆっくりとこちらに振り向いた。
改めて見た彼は、ガッシリした肩幅のある肉体は鍛えこまれていて、割れた腹筋の下でそそり立つ黒い男性性器は驚くほど大きかった。特に女性の手首ぐらいはありそう太さに息をのんでしまって、自分でも顔が強張ってていくがわかる。
「さて、一番最初は俺だかんなッ」
「い、嫌……嫌よッ。だ、誰か助け――うぐぅ」
目の前に迫る狩野先輩に、ようやくパニックになっていた私も正気に戻った。慌てて大きな声で助けを呼ぼうとしたのだけど、すぐに口を塞がれ、なにかが押し込まれると声を出すことを封じられてしまった。
「うぐぅ……うぅ……」
「チッ、興が覚めるような事するんじゃねぇよ、馬鹿がッ」
苛立ったように狩野先輩が私の小さな頭を叩いた。それが悔しくってキッと睨みつけかえす。
「だから、ギャーギャーと騒がれるのが嫌なら、最初から口を塞いでおけばって言ったじゃんよぉ」
「うるせぇなぁ。どうせこの部屋も防音なんだからイイだろう? それに口を封じまったら例のクスリを飲ませられねぇだろう?」
「ならよぉ、下の口に飲ましちまえばイイじゃんよ。同じ粘膜なんだし濃い目にすりゃ効くんじゃね?」
「しょうがねぇな、そうするか」
覆い被さってきていた先輩は私から一度離れると、怪しげなピンク色の粘液が入った小瓶を手にして戻ってきた。
「まったく、これ高いんだぜぇ? 処女なのに最初っからイキまくれるようにしてやるんだ、感謝しろよなぁ」
「あはは、よく言うぜ。中毒性も高いって注意されただろうに」
「あーぁ、お嬢様って感じの清純そうな子なのによぉ、強烈なクスリと先輩のデカチンを覚え込まされたら、もぅ普通には戻れねぇんじゃね? ホント、すぐ壊れちまうのに、お嬢様ぽい子が好きだねぇ」
「抜かせッ、セレブな人妻を堕とすのが生き甲斐なテメェに言われたくねぇよッ」
「ぷっはは、まったくだなぁ」
周囲の男たちの会話が聞こえるたびに、その恐ろしい内容に私の心臓は縮みあがりそうになる。
(怖いッ、恐いッ、コワイッ……)
今すぐにでも逃げだしたい想いに駆られ、必死に縛られた身体を揺する。でも、手は背後で縛られ、脚も膝が乳房の左右にくるほど窮屈に折り畳まれていては、立つことすら出来なかった。
まるで肉達磨のような恰好にさせられてしまった私では、護身として祖父が教えてくれた合気道も使えず、ただ震える事しかできない弱い女の子でしかない。
そんな私を、先輩は獣のようなギラついた目で見下ろすと、小瓶の中から指先で粘液をすくってみせた。
糸をひき、粘度高くネバつくそれが、照明を反射して妖しく光る。
(あぁ、いやぁッ、誰か助けてーッ)
首を左右振って私は助けを呼んだ。だけど必死の叫びも、口に詰め込まれたものの為に低い呻き声にしかならない。
先輩の太い指が私のクレパスを押し広げて、膣の内へとその粘液を塗りつけていった。
「うッ、んうン……」
ヒンヤリする感触が股間に走るたびに、得体のしれないものを塗られる恐怖に身体が震えてしまう。
そして先輩は、小瓶の中から粘膜をすくっては、何度も何度も塗りつけてきた。
執拗に粘液を塗り込まれた私の秘部は、次第に熱を帯び、それは激しい疼きへと変わっていった。
「うぅぅ……」
熱は徐々に全身へも広がって、まるで熱病にかかったかのように私の身体は火照り、敏感になっていった。それは、吹き出た汗の珠が肌を滴るだけでゾクゾクっとさせるほどで、その快感に思わず熱い吐息を洩らしてしまう。
その一方で、塗られた秘部の疼きは解消されるどころか時間が経つほど強まるばかりで、縛られた私のはどうすることもできず、もう気がどうにかなりそうだった。
「おッ、こっちに使っても効果抜群だなぁ、もう決壊したみたいに濡れまくってるぜ。ならついでにクリ×リスと乳首にも塗ってやろうな」
「ちょっと効きすぎじゃねぇか? もう腰揺すって、目の焦点も怪しいぜ?」
「なぁに、俺ら全員で可愛がってやればスッキリできるだろうよ。ほらよ、口のヤツを取ってやるから、今度は悲鳴なんかあげるなよ」
口に詰められてたものが取り除かれた私は、秘部を襲う激しい疼きに耐え切れず、恥も外聞もなく哀願していた。
「あぁぁぁ、熱いぃぃッ、辛いんです、た、助けて下さい」
自由のきかない身体を揺すり、涙ながらに必死に訴える。そのたびに麻縄に絞りだされた乳房が揺れて、男たちを喜ばせていたのだけど、気にしている余裕なんてなかった。
「よしよし、今、楽にしてやるからなぁ」
その反応に満足したのだろう。ニタリと嫌な笑みを浮かべた先輩は、洪水のように愛液が溢れ出す私のクレパスへと亀頭を押し当てた。秘部に感じる熱く硬い感触に、催促するように腰がうねってしまう。
「あぁン……は、はやくぅぅ……」
秘部から沸き起こる激しい疼きに苛まれ、それをどうにかしたい欲求で私の心を蝕まれていた。
だから、クレパスを押し開いてメリメリと入ってくる初めての異物感と痛みに耐えながら、歓喜の声をあげていた。
そして、先輩は私の腰を掴むと、いっきに突き入れた。
「ぐぅッ……はぁ、はぁ……あぁぁッ」
「ほら、開通だぜッ」
僅かな抵抗感の後、私は処女膜を失ったことを理解した。だけど想像していたほど激しい痛みは感じられず、ただ侵入してくる肉塊の大きさに圧倒されていた。
「くッ、はぁッ……キツい……」
「なぁに、じきに慣れさせて、俺のじゃないと満足できなくしてやるよッ」
先輩は私身体を軽々と抱きかかえると、腰の上へと乗せあげた。それによって私の重さも加わり、更に深く結合する羽目になった。
「ぐえぇッ……あが……」
子宮どころか内臓まで押し上げられたような圧迫感に私は舌を突き出し、目を剥いていた。
そんな私の口を、ニヤニヤしながら狩野先輩は吸った。
「んんッ、うむ……うふぅン」
私の舌に絡められる先輩の舌先。それは不思議と先ほどまでのように嫌悪感を感じず、ゾクゾクっとする快感だけを与えてくれる。次第に私も、彼に誘導されるように舌を絡め、ぎこちないながらもディープキスを交わすようになった。
そして、先輩はゆっくりと腰が突き上げはじめた。狭い膣壁を抉じ開けるように挿入を繰り返す。その動きがスムーズになり始めると、先輩は本格的に腰を動かしはじめた。
それは次第に激しくなって縛られた私の身体が上下に揺られ、麻縄に挟まれた乳房が激しく弾んだ。
「お前のオ×ンコが、俺のチ×ポにだんだん馴染んできてるのがわかるだろう?」
「はぁ、はぁ、くッ……はいッ……」
彼の言う通りだった。繰り返される挿入によって次第に圧迫感にも慣れてきた。そして、徐々に肉悦を感じられるようになってきていた。
「あッ、あンッ、うふン」
「へッ、武道をやってるからか、イイ締め付けだぜ。オラ、オラ、もっと淫らに腰を振ってみろッ」
ピシャリとお尻を叩いては、私に腰ふりを強要する。全身から吹き出る汗で麻縄を濡らしながら、自らも腰を揺すりながら身悶えして、私はすすり泣きをもらした。
鍛え抜かれた彼の肉体は疲れを知らず、激しい挿入を繰り返しても果てる気配はなかった。私は様々な恥ずかしい体位をとらされては、彼の欲求を受け止めさせ続けた。
「はぁ、はぁ、あッ……あンッ……もぅ、ゆるして……」
「チッ、しょうがねぇな。一度出してやるか。オラ、しっかり締め付けろッ」
涎を垂れ流して、息も絶え絶えの私の様子に舌打ちをすると、狩野先輩は肉欲を満たすために、杭打ちのような激しいピストン運動を開始した。
まるで生きた性玩具のように私を扱い、ドスドスと子宮を押し潰そうとばかりに激しく腰を打ちつけてくる。それに耐えきれずに、私は喘ぎとも悲鳴ともとれない声を上げて泣き叫んでいた。
そしてついに、彼も限界に達した。
「オラオラッ、注ぎ込んでやるからな、しっかり子宮で受け止めろッ」
「だ、だめぇ、そとに……ひ、ひぃぃッ」
最奥まで突き入れた彼は、腰を震わせて射精を開始した。大量の精子が子宮に叩きつけられる衝撃に、私も身体を震わせて絶頂に達した。
子宮へと精液を注ぎ込まれる初めての感触、その焼けつくような熱い痺れを、彼によって心身に刻み込まれてしまった。
そして同時に、私の中でなにか大事なモノが砕け散ったように感じた。
牢烙隷嬢
多忙すぎて更新できないので、以前に書いてみた品を試し書きとしてアップします。
定番のヤリサーによる睡眠強姦モノを自分風味にする実験で書いたものです。
結果を言えば書いていても盛り上がらなかったので、転がしていた品です(苦笑)。
三話分ぐらい書いてみたものの、推敲もしていない品で心苦しいですが、今はこれが精一杯です(汗)。
-----------------------------------------------
【1】
私――真海 香澄(しんかい かすみ)は、この春に故郷から遠く離れた東京の音楽大学へと入学を果たしました。
それにともない念願だった独り暮らしをはじめたのだけど、住まいは父が購入してくれた。自宅でもバイオリンの練習ができるようと防音がしっかりした1LDKのマンションで、セキュリティも万全だから女の子の一人暮らしでも安心できると言っていた。
京都で古くから続く呉服問屋の一人娘だからと、昔から過保護が過ぎるところが両親の悪いところなんだけれど、なんだかんだで甘えてしまう私も世間知らずなのかもしれない。
だから、同じ大学で親しくなった女の子たちに誘われた時も、深く考えずにその飲み会に参加してしまった。
隠れ家がコンセプトだというそのお店は、繁華街から随分と離れた奥まった場所にあった。
外からは、とてもお店に見えないコンクリート製の無機質な建物で、予約してあった名前を告げると一番奥の部屋へと案内された。カラオケルームも兼ねているらしく、収録スタジオのような厚い扉のくぐった私は、建物の外装からはとても想像できない格調高い雰囲気の広い室内に驚いていた。
そういうお店に来るのも初めてなら、実は異性との飲み会に参加するのも初めてで、なにもかもが新鮮に見えて舞い上がっていたのだと思う。
気が付けば、隣には相手サークルのリーダーらしい先輩が座っていて、他の女の子たちはそれぞれの他のテーブルに座って、もう盛り上がりはじめていた。
「まずは、俺らも乾杯しようか」
ラガーマンのようなガッシリとした体躯の先輩は狩野(かりや)と名乗ると、優しげな笑みを浮かべてカクテルのグラスを差し出してくれた。お互いのグラスで打ち鳴らし合うと、ゆっくりとピンク色の液体へと口をつけた。
「あ、美味しい……」
甘くフルーティに味付けされたそのカクテルは口当たりがよく、お酒の弱い私でも美味しくいただけた。だから、つい目の前の先輩に促されるままに、私にしては早いペースで飲み干してしまっていた。
「……あれ……」
それが良くなかったのかもしれない。慣れないお酒を一気に飲んだからか、しばらくすると酔いがまわってしまったみたいで、思わず肩の力が抜けるようなフワフワとした心地よい気分に、つい浸ってしまった。
――だから私は、自分の身に起きている異変にすぐに気付けなかった……。
気が付けば、いつのまにか私は逞しい先輩の胸板に背を預けるようにして寄りかかっていて、ボタンの外れたブラウスからは乳房が剥き出しになっていた。ブラは捲り上げられて、密かに形が自慢だと思っていた釣鐘型の乳房を先輩の大きな手が揉んでいたのだった。
「えッ……な、なんで!?」
事態が飲み込めず、おもわず言葉を失ってしまう。すると顎を掴まれて、口に唇が重ねられた。
「――んんッ!?」
すぐに唇を割って狩野先輩の舌が口の中に入り込んできた。初めて異物が口腔をまさぐる感覚にパニックになった私は固まってしまっていたのだけど、続いてドロリとした液体が注ぎ込まれてくると、それどころではなかった。
慌てて離れようとする私を先輩は強く抱きしめて、さらに液体を注ぎ込んできた。
どんなに力を入れても、太くて逞しい腕はピクリとも動かない。さらには頭も抑えられてしまっては、顔を背けてキスも振りほく事もできなかった。
「うむぅ……んッ……うぐぅ……」
吐き出すこともできず、私は唾液混じりのその液体を飲み干すしかなかった。
喉を通った液体は、胃の中にへと入るとカッと熱をもった。すると靄のかかったように意識がボヤけはじめて、手足からスゥッと力が抜けてしまった。
朦朧としはじめた意識の中でどうにか他のテーブルへと視線を向けた私は、部屋中で同じような光景が繰り広げられていることに、ようやく気が付いた。中には完全に衣服を脱がされて全裸になっている子もいたようだった。
そうしている間にも私のスカートは捲られ、抵抗も出来ぬままに白いレースのショーツを露にされてしまう。
「ほぅら、こうされると気持ち良いだろう?」
ショーツの中に太い指が入り込み、ヘアをかき分けて恥ずかしい場所をまさぐりはじめる。すると、信じられない事に私の身体は、すぐに反応を示してしまっていた。
(そ、そんな……)
ショーツの中からピチャピチャと淫らな水音がたちはじめ、恥ずかしさのあまり耳まで熱くなってしまう。
「や、やめ……んッ……あぁ……」
敏感なところに指先が触れるたびに、ビクッと身体が震えてしまう。その手を掴んで止めさせたかったのだけど、私の腕は麻痺したように動かけず、彼の行為はどんどんエスカレートしていった。
その愛撫は的確で、私の感じるところを見極めて着実に触れてくる。それどころか、私自身ですら触れたことのない箇所にまで指は入り込んできて、今まで感じた事もない刺激を感じさせられた。
「あぁぁン……だ、だめぇ……」
「おッ!? こりゃ処女膜か。へへッ、初物たぁ、俺もついてるぜ」
優しげだった仮面を脱ぎ捨てた狩野先輩は、下卑た笑みを浮かべながら私の細い首へと舌を這わしてくる。
それが悔しくて気持ち悪いはずなのに、身体はゾクゾクッとするほど勝手に感じてしまい、私の混乱は増すばかりだった。
更に驚いたのは、信じられないほど淫らな声を洩らしてしまっていたことだった。最初、それが自分の声だとはとても信じられなかった。でも、喘ぎ声は次第の高まり、嫌でもそれが自分の声だと自覚させられた頃には、今まで経験したことのない激しい衝撃に襲われた。
それはあまりにも強烈で、僅かに踏み留まっていた私の理性も、吹き飛んでしまいそうだった。
「スゲー感度の良いな、オナニーもろくに経験ないんだろ?」
「あぁン……そ、そんな……んんッ……だめぇぇぇッ」
「ほぅら、もぅ乳首もクリ×リスも、こんなにビンビンに硬く尖ってきたぜ」
「そ、そんな訳……ひぃン」
「へッ、これでもシラをきるつもりかよッ」
「んぎッ、あぁぁン」
痛いほど充血していたクリ×リスを捻られ、私の身体が先輩の胸の中で激しく仰け反る。
その時に感じたのは痛みでなく激しい快楽だった。電流のように全身を駆け巡ったそれは、私の頭の中でスパークすると真っ白に染め上げていった。
「くぅぅぅぅッ」
「おいおい、もぅイッたのかよ。ビショビショに濡らしてイイ反応だな。へへッ、こりゃ仕込みがいがありそうだ」
薄れゆく意識の中で先輩の声を聞きながら、私は生まれて初めて体験した激しい絶頂感に、そのまま気を失ってしまった。
定番のヤリサーによる睡眠強姦モノを自分風味にする実験で書いたものです。
結果を言えば書いていても盛り上がらなかったので、転がしていた品です(苦笑)。
三話分ぐらい書いてみたものの、推敲もしていない品で心苦しいですが、今はこれが精一杯です(汗)。
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【1】
私――真海 香澄(しんかい かすみ)は、この春に故郷から遠く離れた東京の音楽大学へと入学を果たしました。
それにともない念願だった独り暮らしをはじめたのだけど、住まいは父が購入してくれた。自宅でもバイオリンの練習ができるようと防音がしっかりした1LDKのマンションで、セキュリティも万全だから女の子の一人暮らしでも安心できると言っていた。
京都で古くから続く呉服問屋の一人娘だからと、昔から過保護が過ぎるところが両親の悪いところなんだけれど、なんだかんだで甘えてしまう私も世間知らずなのかもしれない。
だから、同じ大学で親しくなった女の子たちに誘われた時も、深く考えずにその飲み会に参加してしまった。
隠れ家がコンセプトだというそのお店は、繁華街から随分と離れた奥まった場所にあった。
外からは、とてもお店に見えないコンクリート製の無機質な建物で、予約してあった名前を告げると一番奥の部屋へと案内された。カラオケルームも兼ねているらしく、収録スタジオのような厚い扉のくぐった私は、建物の外装からはとても想像できない格調高い雰囲気の広い室内に驚いていた。
そういうお店に来るのも初めてなら、実は異性との飲み会に参加するのも初めてで、なにもかもが新鮮に見えて舞い上がっていたのだと思う。
気が付けば、隣には相手サークルのリーダーらしい先輩が座っていて、他の女の子たちはそれぞれの他のテーブルに座って、もう盛り上がりはじめていた。
「まずは、俺らも乾杯しようか」
ラガーマンのようなガッシリとした体躯の先輩は狩野(かりや)と名乗ると、優しげな笑みを浮かべてカクテルのグラスを差し出してくれた。お互いのグラスで打ち鳴らし合うと、ゆっくりとピンク色の液体へと口をつけた。
「あ、美味しい……」
甘くフルーティに味付けされたそのカクテルは口当たりがよく、お酒の弱い私でも美味しくいただけた。だから、つい目の前の先輩に促されるままに、私にしては早いペースで飲み干してしまっていた。
「……あれ……」
それが良くなかったのかもしれない。慣れないお酒を一気に飲んだからか、しばらくすると酔いがまわってしまったみたいで、思わず肩の力が抜けるようなフワフワとした心地よい気分に、つい浸ってしまった。
――だから私は、自分の身に起きている異変にすぐに気付けなかった……。
気が付けば、いつのまにか私は逞しい先輩の胸板に背を預けるようにして寄りかかっていて、ボタンの外れたブラウスからは乳房が剥き出しになっていた。ブラは捲り上げられて、密かに形が自慢だと思っていた釣鐘型の乳房を先輩の大きな手が揉んでいたのだった。
「えッ……な、なんで!?」
事態が飲み込めず、おもわず言葉を失ってしまう。すると顎を掴まれて、口に唇が重ねられた。
「――んんッ!?」
すぐに唇を割って狩野先輩の舌が口の中に入り込んできた。初めて異物が口腔をまさぐる感覚にパニックになった私は固まってしまっていたのだけど、続いてドロリとした液体が注ぎ込まれてくると、それどころではなかった。
慌てて離れようとする私を先輩は強く抱きしめて、さらに液体を注ぎ込んできた。
どんなに力を入れても、太くて逞しい腕はピクリとも動かない。さらには頭も抑えられてしまっては、顔を背けてキスも振りほく事もできなかった。
「うむぅ……んッ……うぐぅ……」
吐き出すこともできず、私は唾液混じりのその液体を飲み干すしかなかった。
喉を通った液体は、胃の中にへと入るとカッと熱をもった。すると靄のかかったように意識がボヤけはじめて、手足からスゥッと力が抜けてしまった。
朦朧としはじめた意識の中でどうにか他のテーブルへと視線を向けた私は、部屋中で同じような光景が繰り広げられていることに、ようやく気が付いた。中には完全に衣服を脱がされて全裸になっている子もいたようだった。
そうしている間にも私のスカートは捲られ、抵抗も出来ぬままに白いレースのショーツを露にされてしまう。
「ほぅら、こうされると気持ち良いだろう?」
ショーツの中に太い指が入り込み、ヘアをかき分けて恥ずかしい場所をまさぐりはじめる。すると、信じられない事に私の身体は、すぐに反応を示してしまっていた。
(そ、そんな……)
ショーツの中からピチャピチャと淫らな水音がたちはじめ、恥ずかしさのあまり耳まで熱くなってしまう。
「や、やめ……んッ……あぁ……」
敏感なところに指先が触れるたびに、ビクッと身体が震えてしまう。その手を掴んで止めさせたかったのだけど、私の腕は麻痺したように動かけず、彼の行為はどんどんエスカレートしていった。
その愛撫は的確で、私の感じるところを見極めて着実に触れてくる。それどころか、私自身ですら触れたことのない箇所にまで指は入り込んできて、今まで感じた事もない刺激を感じさせられた。
「あぁぁン……だ、だめぇ……」
「おッ!? こりゃ処女膜か。へへッ、初物たぁ、俺もついてるぜ」
優しげだった仮面を脱ぎ捨てた狩野先輩は、下卑た笑みを浮かべながら私の細い首へと舌を這わしてくる。
それが悔しくて気持ち悪いはずなのに、身体はゾクゾクッとするほど勝手に感じてしまい、私の混乱は増すばかりだった。
更に驚いたのは、信じられないほど淫らな声を洩らしてしまっていたことだった。最初、それが自分の声だとはとても信じられなかった。でも、喘ぎ声は次第の高まり、嫌でもそれが自分の声だと自覚させられた頃には、今まで経験したことのない激しい衝撃に襲われた。
それはあまりにも強烈で、僅かに踏み留まっていた私の理性も、吹き飛んでしまいそうだった。
「スゲー感度の良いな、オナニーもろくに経験ないんだろ?」
「あぁン……そ、そんな……んんッ……だめぇぇぇッ」
「ほぅら、もぅ乳首もクリ×リスも、こんなにビンビンに硬く尖ってきたぜ」
「そ、そんな訳……ひぃン」
「へッ、これでもシラをきるつもりかよッ」
「んぎッ、あぁぁン」
痛いほど充血していたクリ×リスを捻られ、私の身体が先輩の胸の中で激しく仰け反る。
その時に感じたのは痛みでなく激しい快楽だった。電流のように全身を駆け巡ったそれは、私の頭の中でスパークすると真っ白に染め上げていった。
「くぅぅぅぅッ」
「おいおい、もぅイッたのかよ。ビショビショに濡らしてイイ反応だな。へへッ、こりゃ仕込みがいがありそうだ」
薄れゆく意識の中で先輩の声を聞きながら、私は生まれて初めて体験した激しい絶頂感に、そのまま気を失ってしまった。