2ntブログ

強者の定義6

強者の定義 第6話を掲載しました。


 最終的には、瑠華さんの囁かなる反撃な話となっております。
 
 しかし、将尊には物理的ダメージよりも、言葉による心理的ダメージの方が強かったりしたりして・・・なんて、書いてから思ってみました(苦笑)。

 きっと、まともに女性を愛する仕方を知らなさそうだから、歪んだ愛情表現なのかもしれませんが、どちらにしても身近にはいて欲しくない迷惑なキャラです(笑)。


 さて、お気に召しましたら、作品内の下部にある”拍手”ボタンを押して頂けると嬉しいですが、コメントなんて貰えると、もっと嬉しいです(笑)。

強者の定義5

強者の定義 第5話を掲載しました。


 今回は、将尊の執拗な前戯の一部だけで終わってしまいました(苦笑)。

 不快指数を益々高めちゃいそうなキャラとなって来ましたが、普段、私だと出さないようなキャラなので、まぁ、これはこれで楽しんで書いてます。
 
 でも、ネットリ描写で、書いても書いても話が進まなさそうな予感が・・・予定より話数が多くなりそうだなぁ(汗)。



 さて、お口に合いましたら、作品ページ内下部の”拍手”ボタンを押して頂ければ幸いです。



 少しはエロく感じてもらえて、徐々に拍手数が増えていくと・・・嬉しいですね(苦笑)。



試し書き3

女性一人称の試し書き、第3弾です。


 今回は、前回のお犬さんに続きお魚さんな話を、なんとなーく書いてみましたので、ブログにアップしてみました。

 いつもの如く、書きなぐりなので、中途半端感はありますが、続きは考えてません(汗)。

 続きは思いついて筆が乗ったら、もしかしたら書くかもしれませんが、今、現在は脳内補完していただければ、助かります(苦笑)。



 そんな訳で、口直し程度に、楽しんで頂けたら幸いです。


コレクター

「……ここね」

 人里はなれた山の中、鬱蒼と茂った木々の中に埋もれるように佇む古びた洋館。
 オフロードバイクから降り立ち、その広大な庭を取り囲む高い塀を見上げると、私は前髪を掻き上げながら呟き、背中に背負ったバッグから鉤爪付きのロープを取り出した。
 
 
 
 私の元に、行方不明になった娘を探して欲しいと、育ちの良さそうな婦人が温厚そうな初老の紳士を伴って訪ねてきたのは10日前だった。
 シンクロナイトスイミングの選手であったというその婦人の娘は、強化合宿に向かう最中に同じ選手である親友の子と共に消息を絶ったという事だった。
 もちろん地元警察も、事件として捜索しだした。それによって近隣の土地でも、同様に10代後半から20代半ばの女性たちが消息を絶つ事件が多発していた事がわかった。
 それらを連続誘拐事件として、大々的に捜査に乗り出した警察であったけれど、半年経過しても、何の手掛かりも見つけることが出来ず、ズルズルと時間だけが経過しているのが現状だった。
 そんな中、奪われたあらゆるモノを合法、非合法の手段を問わず奪い返すのを生業としている私の噂をどこからか聴きつけた婦人は、今一緒に応接室のソファに座る資産家である義父に相談して、こうして尋ねてきたのだった。
 
 老紳士が提示した結構な額の依頼料と涙目で必死に縋り付くように頼み込んでくる婦人の姿に、私は他の仕事を調整して、2週間だけとの条件で、依頼を受けることにした。
 2週間という期間を区切ったのは、私の持っている独自のネットワークを使いさえすれば、居場所を特定するのに十分な時間だと踏んだからだった。
 事実、1週間ほどで居場所はほぼ特定できた。だけど、とある理由でその場所が正しいのかどうか、どうしても確証が持てず、私は実際にこの目で確認する為に、問題の場所へと忍び込む事にしたのだった。
 
 
 
 事前に調査した通りに、厳重な警備システムを潜り抜け、屋敷内へと忍び込む事に成功した私は、人気が無く暗く静まり返った邸内を、黒いボディスーツに包んだ身体を暗闇に溶け込ませ、慎重に捜索していく。
 そうして、見取り図から怪しいと踏んでいた書庫で、壁一面ある大きな本棚の裏から、隠された地下への階段を発見するのに、然したる時間は掛からなかった。

「ここまでは、予測通りね……」

 姿を現わした隠し階段に人気が無いのを確認すると、迷わず内部に入り込み、背面の棚を元に戻すと、中は完全な闇へと覆われた。
 私は、腰に差していたマグライトを手に取り慎重にライトを点けると、眩い光の帯が深く続く階段の先を照らし出す。
 足音を忍ばせ、長い階段を慎重に降りていくと、幅広い通路に出た。通路の両脇には、石膏で作られた女性像が立ち並び、マグライトの強い光で浮き出た陰影が、彫像の生々しい表情を強調して、私はその気味悪さに思わず一歩後ろに下がってしまっていた。

「しゅ、趣味……悪いわねぇ」

 マグライトの強力な光で進行方向を照らすと、そんな彫像が通路の左右に所狭しと立ち並び、延々と続いていた。

「あら? 何かしら……」

 そんな彫像達のひとつひとつに、いくつものホースが背面で繋がり、どこへやら伸びている事に気が付いた。
 時折、どこかでポンプが動くような音がしており、その光景に私は何か違和感を感じたのだけど、その正体を探る時間は今は無かった。

「いけない、いけない。今は、やるべき事をやらないと……」

 気を引き締め、慎重に歩を進めると、通路の正面に豪華な両開きの扉が現れた。
 ライトの灯りを消して静かに扉に張り付き、僅かに開けた隙間から中の様子を窺う。扉の向こうに人の気配が無いのを確認すると、スルリと扉の合間から音も無く内部へと入り込んだ。
 天井が異様に高い10メートル四方の室内は、まるで芸術家のアトリエのように、美術品制作に必要そうないろんなものが雑多に置かれており、どこからかコポコポと水槽に空気を送り込むようなポンプの音がしていた。
 だけど、見渡した限りでは、そこに人が囚われているような気配は無かった。

「……おかしいわね。私の勘が珍しく外れたのかしら……」

 部屋の中央に設置された、まるで手術台のように大きな台の傍に立つと、つい舌打ちをしたくなるのを堪えつつ、周囲を用心深く観察する。
 部屋の前面には入り口があるのみ、左右の壁はコンクリート剥き出しの壁で、幾つもの油絵が所狭しと掛けられていて、その全てが若い女性をモチーフにしたものばかりだった。
 奥の壁は、壁一面が大きな水槽で、暗くてよく見えないけど、魚影からなにやら大きな魚を飼っているようだった。

「それでも、私の勘はここに何かあると訴えているのよね……」

 顎に手を当て思案する私であったのだけど、ふと誰かにジッと見つめられているような気配を感じた。

「だ、だれ!?」

 慌てて周囲をライトで照らすのだけど、周囲にそれらしい人影は無い。
 それでも、その誰かにジッと見つめられて落ち着かない感覚は、無くなるどころか次第にドンドンと増すばかりだった。

「う、うぅぅ……」

 その感覚に不安ばかりが増し、私の勘がしきりに何かを警告し始めていた。
 私は堪らなくなり、入り口へと駆け寄ると、室内の照明スイッチを探し出し、迷わずスイッチを入れた。
 高い天井に吊るされた照明が、バンっと点灯し、室内を明るく照らし出す。

「――なッ!? そ、そんな……」

 私の目の前で照明で明るく照らされた室内。その奥にある壁に埋め込まれた巨大な水槽には、下半身に魚のようにヒレを生やした何人もの女性たちが浮かび、ジッと私の事を見つめていた。
 そんな人魚の姿にさせられた女性たちの中に、探していたターゲットの女の子を発見すると、私の驚きは頂点に達していた。
 だからなのか、その子が驚きの表情を浮かべ、何かを必死に私に伝えようとしているのに気が付くのが僅かに遅れてしまった。

(……し、しまった!!)

 背後に気配を感じ、ハッと振りかえようとした私の脇腹に、なにか硬い物が押し付けられる。

――バシッ!!

 激しい電撃の音と共に、私の身体は叩かれたかのように激しく弾き飛ばされると、無様に床の上に崩れ落ちた。

「うぐッ……」

 スタンガンの強力な超高電圧を受けてしまい神経網を強烈に刺激され麻痺させられてしまった私だけど、それでもガクガクと震える身体で、必死に襲撃者を見据えた。
 そこには、私に依頼した婦人の義父である初老の紳士が立っていた。
 
「やっぱり……貴方……だったの……ね……」

 必死に言葉を搾り出した私に、ほぅと老紳士は驚いた表情を浮かべた。

「おや、この強化スタンガンを食らっても、まだ喋れるとは……流石と言うべきかな……その美貌と共に、その強靭な肉体は、私の芸術意欲を大いに刺激してくれそうで楽しみだよ」

 老紳士は、まるでモノでも見るかのような冷たく濁った目で私を見下ろしニタリと笑うと、ゆっくりと私の首筋にスタンガンを押し付けた。

「キミも彫像ではなく人魚に仕立ててあげようか。その綺麗な容姿で私を存分に楽しませてくれたまえ」

――バシッ!!

「――あぐッ!!」

 老紳士の言葉と共に、再び、身体に激しい電撃が襲いかかり、私の意識はゆっくりと闇へと堕ちていったのだった。



いつもいつも・・・

 いつも掲載する品に拍手を頂き、ありがとうございます。

 反応いただけるのが、凄く励みになってます。

 拍手も特に『淫獣捜査』は反応が良いですね。他の品でも負けないように書いてるつもりですが、各話の安定度では、なかなか勝てませんね(汗)。



 ・・・書いてるのは同じ人間なのに(苦笑)。



 まぁ、そんな感じで、頂いた拍手を元に他の作品も負けぬように頑張ってますので、これからも、よろしくお願いします。


とりあえず・・・

 書き溜めてた分を全て放出したので、少し更新は滞ります。

 流石に、毎日更新は続かないですね(苦笑)。

 もう少し、小出しにすればよいものを、極端な連続更新にしてしまう自分に、我ながら苦笑いしております。


強者の定義4

強者の定義 第4話を掲載しました。


 今回は連行描写と、移送先の説明のみですので、エロ度は低いでしょうか。

 なかには連行描写がツボな方もいらっしゃると思いますが、満足いただけるレベルに達しきれたか不安な所ですね。


 取り敢えず、今回で前菜が終了し、次回からはメインディッシュを・・・といきたいところです。 


 さて、読まれてお気に召しましたら、作品ページ内の”拍手”ボタンを押して頂けると幸いです。



 そうそう、いつもの如く、脳内CVですが・・・

 天羽 瑠華  : 雪野 五月さん
 猩々緋 将尊 : ?
 常磐 颯二  : 杉田 智和さん
 紅樹 琴里  : 新井 里美さん
 
 以上のキャスティングで、勝手にお送りしております(笑)。

淫獣捜査45

淫獣捜査 第45話を掲載しました。


 3rd Stageである淫獣の館編がスタートし、やっとこさ淫宴の会場へと到着です。

 間に2nd Stageがまるまる入ったから長かったですね(汗)。


 今回も、いつもの如く煮込み不足なので、ゆっくり書きたいな・・・と希望的観測をしてみたりしてますが、どうなる事やら(苦笑)。


強者の定義3

強者の定義 第3話を掲載しました。

 ウチにいらっしゃってくださる方々は、拘束スキーな方も多いようなので、ヒロインを拘束するシーンまで一気に書いてみました。
 相変わらず拘束描写を書くとキーボードを打つ指が軽くなります(笑)。

 今回は、初出の口枷も試しに出してみましたが、いつもながら拘束具というのは文章で伝えるのって難しいものですね(苦笑)。


 さて、読まれてお気に召しましたら、作品ページ内の”拍手”ボタンを押して頂けると幸いです。


強者の定義2

強者の定義 第2話を掲載しました。


 エロ描写に行く前なので、サクサクっと進めたいところですね(笑)。

 頂いたストーリー原案をベースに書き進めながら、なるほど、私の作品のこういう部分がツボなのかと客観的に自分の過去作品を見れて勉強になります。



強者の定義1

強者の定義 第1話を掲載しました。


 私の読者であるヒロ様より、ストーリー原案と設定をいただきましたので、それを元に書き上げてみました。

 素材に極力味を加えず、本来の味を引き出せるように調理したつもりですので、少し違った味が楽しめるかと思います。

 どうかご賞味くださいませ。


 その為、今作品は「投稿品」として扱っております。


 お気に召しましたら、作品ページ内の”拍手”ボタンを押していただけると幸いです。


 

今週は・・・

 今週は、ゆっくり執筆している時間を確保できませんでした(汗)。

 週末に、なんかしらアップできれば・・・とは、思っております。

 しばし、お待ちくださいませ。


試し書き2

 試し書きの第2弾『虚空の檻』です。

 ある方とのメールのやりとりの際に、苦手な女性一人称の練習がてらに、ちょこっと書いてみた文章を加筆修正してアップしてみました。

 ブログまで読んで下さっている希少な方々用の特典という事で、楽しんで頂ければ幸いです(笑)。

 それとも、短いし、今のところ続きを書く気はないのですが、ちゃんとアップした方が良いのでしょうか・・・私個人的には、ブログって長い文だと読みづらく感じるので、悩ましいところです(汗)。



虚空の檻

 とある企業のパーティで知り合った彼との初デートの日。

 高層ビルの最上階にある彼の行きつけだというレストランでヌーベル・キュイジーヌを初めて頂き、その独創性ある創作料理の数々を楽しむと共に、一緒に頂いたブルゴーニュ産のワインで、すっかりほろ酔い気分になってしまった私は、彼の誘いを受け、彼の自宅へとお邪魔しました。

 そこは、30階はあろうかという大きなビルの屋上に作られたペントハウスで、地下駐車場から乗った専用エレベーターから降り立つと、目の前には緑豊かな庭園が広がっており、ともすれば、そこが都会の真ん中にある ビルの屋上であるという事を忘れてしまいそうになる空間に、ただビックリする私でした。
 そんな私の手を取ると、彼は優しくエスコートして広い邸宅の中を案内してくれたのですが、その中で一つだけ妙に気になることが、私にはありました。

 それは、庭先の芝生の上に置かれた真新しい大型犬用の檻でした。

 つい今しがた用意されたかのように黒光りするその檻は、まだ使われた気配はなく、格子扉がぽっかりと口を大きく開けて存在感を主張していました。
 気になった私は、星空の下、庭先のテーブルで酔い醒ましにと頂いたアールグレーのアイスティーを口にしながら、ちょっと質問してみました。

「大型犬でも飼っていらっしゃるのですか?」
「えぇ、これから飼おうかと思ってまして……」

 私の質問に彼はニッコリと微笑むと、先ほどの檻の傍に置いてあった大きなボストンバックを手に取り、 私の前へと持ってきました。
 
「そうそう、貴女にプレゼントがあるのですよ」

 そう言ってバッグのファスナーをゆっり開けると、彼は私の目の前にあるテーブルの上に中身をひとつひとつ並べ始めます。

「……?」

 それらは奇妙なモノでした。黒い革で作られた革製品のようでしたが、幅広のベルトがたくさんついた袋状なモノなど、いったい何に使うのか私には皆目見当がつかないモノばかりでした。

「これは……えッ?」

 でも、最後にテーブルの上に置かれた大型犬用の首輪を見て、ようやく私は背筋がゾクリっとするような嫌な感覚が走ったのです。

「こ、これはいったい……」

 ビックリして立ち上がろうとする私でしたが、その時には既に気が付くのが遅すぎました。
 急に足がガクガクと震えだしたかと思うと、身体の力が抜けてしまい、椅子から無様に崩れ落ちて芝生の上へと倒れこんでしまっていたのです。

「え……あへ……ち、力が……」
「おや、アルコールのお陰で、いつもより薬が回るのが早かったようだね」
「な……なんへ……」

 口端から涎を垂れ流し、呂律の回らなくなってしまった私は、必死に首を回して、彼を見上げようとしました。

「もちろん、卑しい雌犬のキミを、これから相応しい姿にして飼ってあげるためさ」

 必死に見上げた私の視線の先にいた彼は、その顔に先ほどまでと同じ優しい笑みを浮かべていたのだけど、その目は、まるで犬畜生でも見るかのような冷たい光を宿し、私を見下ろしていました。

「さて、雌犬である貴女には、もう服なんて必要ないモノだよね」

 そう言うと、彼はおもむろに私の服を脱がし始めたのです。
 薬の効果で麻痺し、抵抗できない私の身体からテキパキと服を脱がし始め、下着すらも剥ぎ取っていくと、彼は全裸に剥かれた私の身体に、先ほどの黒革の道具を次々と装着していきました。

「ひゃ……ひゃめ……へ……あがッ、うぐッ… …」

 彼にとって、もはや私の言葉など動物の鳴き声程度にしか、思われてないのでしょう。
 私の必死の叫びをまるで聴こえてないかのように無視すると、無理やり私の口の中に金属筒を押し込み、付属のベルトで次々と顔を締め付け固定していきます。

「おごぉッ!!」

 それが終わると、今度が私の長い手足を各々折り畳み始め、黒革の袋を被せては付属のベルトてギチギチとキツク締め付けていき、しっかり固定してしまいました。

「いひゃ……」

 必死に抗おうとする私でしたが、麻痺した身体は自由に動かず、抵抗も空しく私の自由は着実に奪われていきます。
 そうして四肢の拘束を終えると、最後には私の首に大型犬用の首輪がキュッと巻きつけられてしまったのです。

「うん、よく似合ってるよ」

 黒革の道具で拘束され、まるで動物のように肘と膝で四つん這いで立つ姿に強制的にされてしまった私。
 彼はそんな私の姿を見下ろしニッコリと微笑むのですが、私の心は恐怖で押し潰されそうでした。
 でも、彼は更にいくつもの南京錠を取り出すと、私の身体に取り付けられた黒革の道具をその南京錠で次々と施錠していくのでした。

――カキンッ――カキンッ……

 澄んだ金属音が鳴り響く度に、私の中で完全に自由が奪われることに対する恐怖感が膨れ上がっていきます。

「ひッ、ひひゃーッ!! 」

 そして、ついに恐怖で心を真っ黒に塗りつぶされた私は大声で助けを叫びました。
 口に噛まされた金属筒の為に人の言葉にすらならない私の叫びが、確かに広い屋上に響き渡ったのです。
 でも、ここは大きなビルの屋上。都会の真ん中で、ビルの足元には大勢の人が行き交っているはずなのに、私の叫びを聴ける者が周囲には誰もいませんでした。

―― エレベーターを降りた時点で、既に私はこのビルの屋上という大きな檻の中に囚われていた ――

 その事に気が付くと、更なる絶望感が私に襲い掛かってきたのです。

「あッ……あ、ああぁ……」

 圧し掛かる恐怖と絶望に心を押し潰され、私は拘束された身体をブルブル震わせながら、涙を流し続けました。
 そんな私の姿に彼は満足そうに頷くと、首輪に鎖を取り付け、引きずる様にして檻の前まで連れて行き、嫌がる私をその中へと押し込みました。

「さぁ、明日からたっぷり躾けてあげるからね。キミは簡単には壊れないでおくれよ」

 彼はニッコリと微笑み、再び、あの冷たい目で私を見下ろして、入り口の格子扉をゆっくりと閉じると、大きな南京錠でシッカリと施錠してしまうのでした。


 そうして、その日から、彼に雌犬として飼われる日々が始まりました。



ふむ・・・

 NTRぽいのをっと書き始めた『インプリ』でしたが、読み直してみると、本来は主人公とヒロインの仲を割くNTR要素なのに、本作では現状、逆に2人の距離が縮まる結果になってますね(笑)。

 ヒネクレ者の私らしい品ではありましたが、読まれた方には「毒気」が足らなく感じた方もいらっしゃったかもしれませんねぇ(苦笑)。

 まぁ、他にはない品という事で、ご勘弁下さいませ。

 ゲームだと、ここで選ぶ選択肢で、いろいろなルートへ展開するのでしょうけどね(笑)。

 続きを書くか、どう展開するかは、暫し考えることとします。

 さて、次はどんな品をお出ししましょうかね~♪


インプリティング・スレイブ5

インプリティング・スレイブ 第5話を掲載しました。


 取り敢えず、宣言通り一区切りとして、ひとまず連載終了です。

 ちょっと話的には中途半端ですけどね(苦笑)。

 この先のエンディングも、大まかながらあるのですが、そこまでの過程が現状ではイメージしきれてないので、少し頭を整理しつつ、反響などを踏まえて、続きを考えようかなぁ・・・などと思っております。



 読まれて、お気に召しましたら、作品内の”拍手”ボタンを押していただけると嬉しいです。


黒い辻風と調律師7

黒い辻風と調律師 第7話を掲載しました。


 えーっと、今回はワインを飲むだけの話です(汗)。

 敢えてそうしてはいる部分もあるのですが、エロシーンが少ないシリーズですよねぇ(苦笑)。

 次回ぐらいは、少しはエロくできるだろうか・・・(笑)。


黒い辻風と調律師6

黒い辻風と調律師 第6話を掲載しました。


 えーと、インプリが見直しに入ったので、同時に書き上げていた辻風を先にアップします。

 うーん、今回は、エロというよりグロ描写(?)でしょうか・・・瑠璃が絡むと、そういう描写になるようです(苦笑)。

 お口に合わない方もいらっしゃると思いますので、読まれる際は、ご注意くださいませ。


 しかし、自分で書いてても思いますが、毛色が違う作品になってきましたね・・・まぁ、好き勝手書いてるんで楽しいですけどね(苦笑)。


あれれ・・・

 インプリの続きを書いてたのですが、赴くままに書いてたら、打ち切り漫画みたいな終わり方になってしまいました(汗)。

 どうも、イメージ通りに軟着陸できないですねぇ・・・無理に収めようとするのがいけないのかなぁ(大汗)。

 そんな訳で、只今、書き直しつつ、再度、思案中です(苦笑)。

なかなか・・・

 インプリ第5話を時間みて書こうとしているのですが、なかなかまとまった時間を取れないので停滞中です(汗)。

 しばし、お待ちくださいませ。

 

まだまだ・・・

 やっぱり私にとっての女性一人称は難しいですねぇ。まだまだ足らないスキルを再確認しました。

 でも、悩んでた問題点を具体的に指摘して教えていただき、やっと自分でも理解できたので、意義はあったかなっと(苦笑)。

 懲りずに、機会見て、また書いて見ようかと思います。

 

 

染まりゆく私

【出会い】

 私が彼 赤木 相馬(あがき そうま)さんと初めて出会ったのは、ゴールデンウィーク明けてすぐでした。
 
 その日、大学に入学して初めてできた友人の柴染 栞(ふしぞめ しおり)が、彼女の行きつけである外国人バーに一緒に行ってみないかと誘ってきた。

「詩織も、折角、大学生になったんだし少しは羽を伸ばしなよ。英語の実践経験だとおもってさ」

 そう言って強引に誘ってくるのだけど、そんな彼女の誘いは私は嫌いではなかった。私は苦笑いを浮かべると「弟が心配するから、遅くまでは無理よ」と釘をさしてから、その誘いを受けることにした。
 
 
 
 栞とは、とある授業で隣になり、彼女から話しかけてきたのがキッカケでした。それ以来、性格も何もかもが対照的な私たちだったけど、妙に意気投合して、なにかと一緒にいる事が多くなりました。
 端正な顔立ちに、猫科の動物を連想させるようなアーモンド形で心持ち釣り上がった目、栗色に染めたウルフカットが特徴的な美人……それが私の、栞に対する第一印象だった。
 その事を、のちに親しくなってから伝えると、クスクスと栞が笑い出した。
 
「美人と言ったら、詩織でしょ。艶やかで癖のない腰まである黒髪、どこか清楚さと上品さを感じさせる顔立ちと物腰、それでいて眼鏡越しにみえる知的な瞳をもつ魅力的な貴女に、初めて声を掛けるのには勇気がいったもの」
「でも、栞に声を掛けてもらえて助かったわ。傍に寄ってくるのは男性の方ばかりだったから……」

 事実、大学に入ってから声を掛けてくるのは、男性ばかりで、どうにもガツガツしている彼らが私には苦手だった。
 だけど、栞と友人になり2人で一緒にいる事が多くなると、なぜかそんな男性たちも遠巻きで見ているだけとなり、代わりに女性の友人が他にも何人か出来るようになってきていた。
 
「しかし私たちって同じ”しおり”て名前なのに、何もかも対照的よね」

 栞の言葉に、私も頷いた。
 子供の頃に母親を病気で亡くし、一つ年下の弟の母親代わりをずっとしていたせいか、私はどうにも羽目を外す術を知らなかった。
 良き姉、良き娘、良き母代り、そんな自分を当たり前のように演じてきたけど、どこか栞のような天真爛漫な姿に憧れを抱いてしまう。
 だからか、栞と行動を共にするのは私にとってはとても刺激的な事だった。今までの私なら行かないような場所や遊びの数々を栞は教えてくれて、そこで得られる刺激を、私は楽しんでいた。
 
 
 
 目的地の外国人バーは、繁華街の裏手、狭い路地に入り込んで何度も曲がった所にある古びたビルの地下にあった。
 まるまるワンフロア分を使った広い店内には、夕方の早い時間だというのに既に多くの客で賑わっており、栞の言葉通り、その多くが外国人だった。
 照明の落とされた落ち着いた雰囲気の店内に流れる激しいロック調の音楽に交じり、様々な国の言葉が行き交う。ともすれば、そのが日本だという事を忘れ、自分の方が異邦人なのではっとすら思ってしまう。そんな今まで経験した事もない空間の雰囲気に、私は少し興奮していた。
 
「ちょっと飲み物を取ってくるから待っててね」

 そんな私の様子に笑みを浮かべると、栞はそう言って人を掻き分け奥へと消えて行った。
 その途端、3人の白人が私の傍に歩み寄ると、親しげに話し掛けてきた。得意な英語のハズだったが、彼らのは少しクセがあって聴き取りづらかった。そんな戸惑っている私にお構いなく、彼らは、何気ない動作で私の肩を抱き密接して親しげに話しかけてくる。その積極さに、私はどう対応していいかわからず、しどろもどろになってしまっていた。
 そんな時に、サッと間に入り、私を助け出してくれたのが赤木さんだった。歳は20代後半だろう、メガネをかけ理知な顔立ちに上等そうなスーツに身を包んだ姿で、流暢なブリティッシュ・イングリッシュで話すと、彼らを論理的に諭し、すごすごと退散させてしまった。
 
「大丈夫でしたか?」
「あ、はいッ。助かりましたッ」

 こちらに振り返りニッコリと白い歯を見せて微笑む彼に、一瞬、ボーっとして見惚れてしまっていた。ハッと気づき慌てて、御礼の言葉を言うのだけど、恥ずかしさに顔が熱くなってしまう。
 耳まで真っ赤になってしまっているであろう私に、彼は気にする様子もなく。まずは落ち着きましょうっと近くの席へとエスコートしてくれた。
 
「お1人で来たのですか?」
「あッ、いえ、友人と2人で……飲み物を取りにいったハズなのですけど……」

 まだ引かぬ赤面した顔を隠すように俯き、私は彼の質問に答えた。
 
「それなら、御迷惑でなければ、友人が戻ってくるまの間で結構なので話し相手になって頂けませんか?」
「は、はい。喜んでッ」
 
 まるで異国の地で独りぼっちになってしまったかのような心細さを感じ始めていた私は、彼の提案にすぐさま快諾していた。
 同年代の男性にない落ち着いた物腰、上品な言葉使い、そして私を一人前のレディとして扱ってくれる紳士的な対応は、今まで私の周囲にはいなかったタイプの男性だった。
 それでいて知識が豊富で、話の話題にも事欠かない。そんな彼との会話に次第に惹きこまれていった。
 
「結構な時間を経過したのに、帰ってきませんね」

 彼の言葉で、ハッと我に返って慌てて時計を確認すると、確かに飲み物を取りに行ったわりには長すぎる時間を経過していた。
 でも、好奇心旺盛で性的にも開放的な栞の事だから、いつもの如くナンパされてそれを楽しんでいるのかも知れず、私はあまり心配しなかった。
 
「詩織さんは、このあと少しだけお時間はありますか?」
「……? ……はい、少しなら」
「でしたら、折角、バーに来たのに、まだお互いお酒を飲んでないじゃないですか。良かったらですけど……別の場所で一杯だけ飲みませんか?」

 それまで大人びて整然としていた彼が、急に照れた様子で提案してきた。
 そんな彼の思わぬ姿に親近感を感じ、私はクスリと笑うと「はい、よろこんでッ」と自然に答えていた。
 
 
 
 そうして彼に案内されたのは、高級ホテルの上階にあるバーラウンジだった。
 窓から見える夜景が、光り輝く宝石を散りばめたようで幻想的で、静かに落ち着いた雰囲気の店内には、ピアノの音色が流れている。
 そんな先ほどの外国人バーとは異なる大人な空間に、大学生になりたての私は、すぐさまその雰囲気にウットリとしていた。
 そんな私を、彼は優しくカウンターまでエスコートして座らせると、黙って隣に座った。そして、バーテンダーに目と指だけで合図をすると、私の前にピンク色のカクテルが差し出された。そして、すぐに彼の前にも、炭酸ガスの泡が立ち上る透明な飲み物が置かれた。
 
「あ、すみません。好みとか聞かないで、勝手にオーダーしてしまったね」
「あ、いいえ……お酒とか、全然分からないので……赤木さんのおススメで、大丈夫です。それより、よくココには、いらっしてるんですか?」

 店内での迷いのない動きや、バーテンダーとのやり取りから、何度も来ているのだろうと思い話題を振ってみた。だが、帰って来た返答は、少し意外なものだった。
 
「うーん、ココに住んでるからね」
「――えッ?」
「ここのホテルに部屋を借り切って住んでるんだ」

 驚く私を面白そうに見つつ、彼は悪戯っ子のような笑みを浮かべた。
 
「家事全般が僕はダメでねぇ。ここなら、全てやってくれるしね」

 そう言ってウィンクをする彼に、私はただビックリしていた。
 
「まぁ、そんな事よりも乾杯しよう」

 そういって手元のグラスを手にした。私も慌ててグラスを持つと、カチンッと澄んだ音を鳴らしてグラスを合わせた。
 緊張しながらゆっくりとカクテルクラスを傾け、中のピンク色の液体を少し口にする。芳醇なフルーティな香りが鼻腔を抜けると、ほんのり甘くそれでいてスッキリした味わいが口の中に広がった。
 
「……美味しい……」
「それは、よかった」

 私の言葉に、彼はホッとしたように表情を緩めると、自らもカクテルを口にした。
 そんな彼の細やかな心遣いに、私は表情を和らげた。
 そして、再び手にしたカクテルグラスを傾けると、ピンク色の液体をしっかり味わうように、ゆっくりと飲んでいく。
 そうして、彼と飲んでいると不思議な感覚が芽生えてきた。ふわふわっとした気分になり、まるで、幸福感が心の奥から溢れ出てくるような不思議な感じだった。
 
(これがアルコールの酔いかしら?)
 
 正直、アルコールは大学に入学する前は、料理で使うか、祝いの席で嗜むぐらうで、ほとんど免疫が無かった。栞に連れ回されるようになってから、少しは飲む様になったのだが、酔いが回る前に気持ち悪くなる方が先なのが常だった。
 カウンターで隣り合う為、彼との距離は近く。優しげに私に話しかけてくる彼の顔を間近で見つめ、低くそれでいてよく通る声を耳にしているうちに、徐々に脳が蕩けるほどウットリとしてくる。

(もしかして……これが恋……なのかしら……)

 今まで、恋らしい恋をしたことがなかった。だから、この急速に芽生えた感覚に戸惑い感じた。だけど、それと共に、やっと人並みに感じれる事を嬉しく想い、その感覚を心地よくも感じていた。
 そうして、いつの間にか気が付けば、私は首を傾け、彼の肩に頭を載せていた。
 そんな私に、彼もやさしく肩に手を載せ、そして、いつしか腰に手を廻していた。
 
「キミの事を好きになったみたいだ」

 そっと優しく耳元で囁かれると、それだけで電撃が背筋を走り抜けるような感覚にジンジンした。
 
「あ……あぁ……」
 
 そうして、彼は私の耳元に甘い言葉を囁き続けた。その度に、得も知れない高揚感が湧き起り、身体からはスーッと抜けていき、ウットリと彼に身体を預けて行く。
 そして、バーラウンジを出る頃には、彼に支えられてなければ、真っ直ぐに歩けないほどの状態になっていた。


 2人して無人のエレベーターに乗ると、すぐに唇が重ねられた。
 
「あン……はぁッ……うぅン……」

 私の唇の合間に、彼のなめらかな舌が入り込み、口腔を舐められ、舌を吸われた。それだけで切なくなり、私は甘い吐息を吐いていた。
 更に、胸をそっと揉まれると、もうダメだった。足がガクガクとなり立っていられず、彼の首に両腕をまわし、必死にしがみ付かなければならなくなった。
 そうして、彼の愛撫を受けていると、次第に恥ずかしいぐらい下着が濡れていくのがわかった。
 
「ふふ、感ずやすいんだね」
「あン……こんなはずじゃ……恥ずかしい……」
「切なげに見上げるキミは、凄く可愛いよ」
「あッ、あぁぁぁ……んッ、うむッ……」

 そういって、彼は甘い言葉を私に囁くと、再び私の唇を奪った。
 だけど、今度は私からも舌を絡ませていった。ヌチャヌチャと舌が絡み合い、自分でも驚くほど淫らな音を立てながら彼の舌を吸った。
 それだけで、気持ちは高ぶり、脊髄を電流が流れたかのようにビクッビクッと身体が痙攣したように震えた。
 
「ふふ、キスだけで軽くイッたみたいだね」
「あ、あ、あぁぁ……あふぅ……」

 頭に白い靄がかかり、ガックリと膝から崩れそうになるのを、彼がガッシリと受け止め、膝の下に手をやると私を抱き上げた。そんな彼の厚い胸板に、私は顔を寄せるとその感触に酔いしれていた。
 そこからは、もう記憶があやふやになっていった。
 
 
 次に気が付いた時は、大きなサイズのベットの上で全裸で横たわっていた。
 照明を落とし、淡い間接照明の光の中、彼が服を脱いでいく。スーツの上からでは分からなかった細く引締まった無駄のない肉体が露わになる。まじまじと見る大人の男性の裸だけど、不思議を恥ずかしく感じず、まるでギリシャ彫刻を見るかのように、美しいとすら感じていた。
 そんな彼の股間部では、男根が隆々とそびえ立ち、その存在感をだしていた。それを見た途端、目が釘付けになり、知らず知らずの内に生唾を呑み込んでいた。
 私の視線に気が付いたのだろう、こちらを見ると彼にニッコリと微笑んだ。そして、ゆっくりとベットに上がると、私に寄り添うように横になった。
 
「――あンッ」

 私の下に手を差し入れ肩を掴むと、力強くグイッと私を引き寄せた。そして、私の顎を掴みクイッと引き上げると、唇を重ね合わせてくる。
 
「うン……ふン……はン……」

 濃厚なキスを交わながら、顎を掴んでいた彼の手が、私の乳房を掴んだ。
 
「はぅン……はぁ……うン……」

 ゆっくりとその感触を楽しみかのように、彼の手が私の乳房を揉み立てる。そうしながら、彼の膝が私の脚の間を割り裂き、太ももで秘部を刺激しだした。
 
「はぅッ……あッ……ダメッ……いや……」

 彼の脚が動くたびにヌチャヌチャと淫らな水音が鳴る。その音に、私は恥ずかしくなりイヤイヤと小さく首を振った。

「こんなに感じてくれて、嬉しいよ、詩織」
「は……恥ずかしい……」

 恥ずかしさのあまり、彼の胸に顔を埋める。そんな私の背中を彼はそっと抱きしめてくれた。
 
「恥ずかしがらなくてもイイよ。そんな詩織を見れて、僕は嬉しいんだ」
「でも……私……」

 そう言うと彼は優しく髪を撫でながら、ソッと耳元で囁いた。
 
「入れてもいいかい?」

 それを拒否する気はなかった。身体は切なく燃え上がり、彼を求めて止まなかったし、既にそれを制御できるほどの余裕も私にはなかった。

「……はい……でも、私……初めてなんです」
 
 ただ、淫らな女性だと思われる事が怖かった。こんなに淫らに乱れる自分が今でも信じられない。だけど、彼になら、初めてを捧げてもよい、そんな気分には既になっていた。
 
「うん、わかった。詩織の初めての男性になれるなんて、僕は幸せだよ」
「……あンッ」

 そっと頬に手を添え、チュッと額にキスをすると、彼が私の足元へと移動した。
 
「脚を広げてくれるかい?」

 優しく、でもどこか拒否を許さない響きの彼の声に、私は羞恥で顔を真っ赤に染めながら、おずおずと脚を広げていく。恥ずかしさに、両手で股間を押さえて隠してしまう。
 そんな私の脚の合間に、彼は身体を差し入れてきた。そして、私の手を取ると、自らの男根へと導いた。
 
「――あッ!?」
「わかるかい? 詩織の姿に興奮、僕のがこんなになってるんだよ」

 私の指先に触れたそれは、熱した鉄のように熱く硬く、指を絡めるとビクビクと反応する。
 
「あ……あぁぁ……」
「さぁ、自分で導いてごらん」

 そう言って、ズイッと私の股間への距離を縮めると、私に自ら男根を女性自身へと導くように促した。
 初めて触る男性性器は太く大きかった。その猛々しい存在感を放つ存在が、これから、私の中に挿入される。その事に、僅かな恐怖を感じると共に、ひどく興奮している私がいた。
 知らぬ間に息を荒らげ、右手で彼のソレを握り、左手の指で、私の女性性器を押し広げる。彼の腰が一歩前へ動き、ピタッと亀頭部分が押し当てられた。だが、それ以上は、彼が動く気配は無かった。
 
「な、なんで……」
「入れて欲しいかい?」

 戸惑う私に、彼は意地悪そうな笑みを浮かべ尋ねてくる。そして、亀頭を軽く動かし粘膜を軽く刺激する。ヌチャヌチャと淫らな音を立て、粘膜と亀頭の合間、透明な糸が紡がれる。
 
「は、はいッ」
「じゃぁ、こうオネダリしてごらん?」

 そう言って、私の耳元に口を近づけると、オネダリの言葉を囁いた。
 
「――えッ!?」
「どうしたの? 言えないかい?」
「だって……あンッ!」

 言いよどむと彼が粘膜への焦らしを再び行う。それに対し、無意識に彼のモノを求め腰が動いてしまっていた。
 
「あ……あぁ……ど、どうか……」
「どうか……それから?」

 でも、恥ずかしさに、私はそれ以上言えなかった。羞恥に顔を真っ赤に染め、涙目で彼を見つめる。
 そんな私を、彼はジッと見つめ、ただ待っていた。
 ジッと見つめ合う私と彼。そんな彼の視線に背を押されるように、私はゆっくりと言葉を紡ぎ出す。  

「どうか……その逞しいチ×ポで……詩織のオ、オ×ンコに……入れて……女にして下さい……」
「うん、よく言えたね」

 涙をポロポロながしながら、ようやく言い終えた私に、彼はニッコリと微笑むと、やさしく頬を撫でてくれた。
 それが、羞恥に耐えながら言い終えた私には、無性に嬉しく、同時に不思議な達成感を感じせた。

 そして、ついに彼のソレが、ゆっくりと私の中に挿入されていくのだった。


やっぱり・・・

 『変わりゆく僕の姉さん』の詩織さんと赤木の出会い部分を、試しに女性一人称で書いてみてたのですが、やっぱり難しいですね(汗)。

 書いても書いても話がなかなか進まず、冒頭はSM描写もないので書いててダレました(苦笑)。

 とはいえ、折角書いたのでネタ代わりに、ひっそりとブログに載せてみようかなっと、作品としては中途半端で申し訳ありませんが、残りは各自脳内補完していただけると幸いです(笑)。


 そうそう、脳内CVですが、

  赤木 : 神谷 浩史さん
  詩織 : 堀江 由衣さん
  栞  : 豊口 めぐみさん

 ・・・てところでしょうか(笑)。





インプリティング・スレイブ4

インプリティング・スレイブ 第4話を掲載しました。


 人は時には、そうであってほしいと望む結果が目の前にぶら下がっていた場合、それについ手を伸ばしてしまうのでしょうね・・・・・・

 例え、細かな違和感があったとしても、都合の良いように解釈してしまう・・・・・・

 または、見えなくなってしまっている事に気づかずに・・・・・・

 ・・・・・・今回は、そんな話です(苦笑)。


 さて、不定期連載と言っておきながら、ポンポン書き続いてしまっている「インプリ」ですが、次回でひとまず一区切り終了の予定です。



 ・・・・・・多分(笑)。




 そうそう、今回登場の時子さんは、脳内CVを甲斐田 裕子さんのキャスティングでお送りしております(笑)。



 あと、ワンレングスの女の方の、脳内CVは生天目 仁美さんでイメージしています(笑)。



 拍手をありがとうございます。

 もし作品の方も読んで気に召しましたら、作品ページ内の”拍手”ボタンを押して頂けると、後々の人気傾向の調査をする時に助かります。


インプリティング・スレイブ3

インプリティング・スレイブ 第3話を掲載しました。


 自分に近しい人に似た人物が画面の中で・・・・・・

 いや、でもそんな訳は・・・・・・ 

 確かな、確証ないから、そう言い訳するのか・・・・・・

 それとも、信じたくないのか・・・・・・

 間違いであって欲しいと願うのか・・・・・・

 でも、心のどこかでは、既に気づいている・・・・・・

 そんな彼を、愚か者と呼ぶか、臆病者と呼ぶか、はたまた・・・・・・


 そんな可哀想な主人公の彼に、書き上げてから『ごめんね』と言ってしまう私に・・・・・・困ったものです(苦笑)。



焦燥感・・・

 どうも私がNTR(寝取られ)系を書く場合、男性視点が強いためか、いかに主人公に焦燥感を与えるか・・・という点がキーポイントになってしまいますね。

 それが、悪い訳ではないのですが、女性視点も書ければ、堕ちていく女性の姿をねっとりと心理描写も含めて書けるのになぁ・・・と、いつも贅沢にも思ってしまいます(苦笑)。

 密かに、女性視点の品も実験的に書いてみてはいるのですが、なかなか満足のいく品には未だにならずです(汗)。


 取り敢えず現状は、そんな男性視点での焦燥感を、読んで感じて頂ければ嬉しいです。



 しかし、NTR系は、後味悪いですけど、また食したくなる品なのですよねぇ(笑)。

インプリティング・スレイブ2

インプリティング・スレイブ 第2話を掲載しました。


 結局、3話完結は断念しましたので、前回のを第1話、今回のを第2話とし、ちょこちょこっと第1話も修正しました。

 どうにも私は、プロットを組んで書くというのが苦手なようで、筆の進むにまかせて書いてる為、ちゃんと収束するのか不安です(汗)。


 しかし、一人称のNTRモノは、主人公を追い込む為に、どこまで情報を開示するかを何度も主人公視点で読み返しては修正しているのですが、そうやってると精神的ダメージが蓄積しますねぇ・・・書き上げるとグッタリします(苦笑)。


 そうそう、今回の脳内CVは・・・

 蛇目の男 : 中田 譲治さん
 拘束された少女 : 斎藤千和さん

 ・・・でお送りしております(笑)。






 

シコシコと・・・

 どうにも筆が進まないので、いろいろ手を出しては書き散らしている、今日この頃です(汗)。

 そうして書き散らした品も、後々に日の目を見ることもあるので、ポジティブに考えれば、先の長い下ごしらえ中という感じでしょうか。

 新しい品をなかなか追加できませんが、しばちお待ちいただければ幸いです。




 

ありがとうございます・・・

 新しいリンクが増えた影響で、新規のお客様が増えてきたようです。

 ようこそ、いらっしゃいませ。

 わざわざ足を延ばしてお越し下さり、ありがとございます。

 当サイトに、また来たいと思わせるような、お口に合う品があれば幸いです。



 また、新規の方問わず、”拍手”ボタンを押して頂きありがとうございます。

 押される傾向とかは、今後の参考にさせていただいてますので、お気に入りの話のページにて”拍手”ボタンを押して頂けると嬉しいです。

 贅沢をいうとコメントで感想を頂けると、更に嬉しいですが・・・(笑)。


 そんなこんなで偏ってる嗜好ではありますが、書くからには、日々”勃てる”一品を目指しておりますので、読まれたアナタを興奮させられたら、嬉しいです。


NTR・・・

 時間を見ては、いろいろ書いてはいるのですが、ここ数日は上手くまとまらない日々です。

 で、気分転換にNTR系の漫画なんぞ読んでみたら、SM描写がないけど珍しくツボに嵌る作品がいくつかあって、グハッと胸を押さえてダメージを受けてました(笑)。

 主人公が必死に行動しても手が届かず、現在進行形で話が進んでいってしまう形式の作品と、女性の堕ちっぷりがよい2作品だったのですが、作品のテイストによって、読む時の視点が変わるのが面白いものです。

 でも、半分は堕とす側(寝取り側)に気持ちが行ってしまうのは、私らしくもありましたが・・・(笑)。

 そんな訳で、今は影響を受けて、形になるかは別として『インプリ~』の続きをちょこちょこっと手を出してみたりしてます。

 前中後編ぐらいで納めようとしてるのですが、いつもの如く怪しい気配・・・・・・上手くまとめられないのも困ったものです(苦笑)。

プロフィール

久遠 真人

Author:久遠 真人
 ようこそ、いらっしゃいました。

 ここは久遠 真人が主催するSM小説サイト『HEAVEN'S DOOR』の雑記帳的な位置づけのブログです。

 お戻りになる際は、右の【リンク】『HEAVEN’S DOOR』をクリックして下さい。

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