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牢烙隷嬢3

【3】

 その後も、何度も何度も彼に犯され続けて、子宮だけでなく胃の中にも大量の精液を注ぎ込まれた。ようやく彼が離れた時には、私の意識は朦朧として、焦点の合わない目で天井を見上げていた。
 大きく開いたままのクレパスから、ゴボリと溢れでた大量の精液がシーツを汚した。その光景も、男たちによってカメラに納められていたのだけど、そんな状態の私に気付けるわけもなかった。

「さて、待たせたな」

 彼の許しで、待ちわびていた他のメンバーたちも私に襲いかかってきた。休む間もなく再び性器を穢され、怒張を咥えさせられ、同時に複数の相手もさせられ続けた。一晩中、悶え泣き叫ばされたのだけど、クスリを追加されるたびに記憶の欠落が激しくなっていった。
 だから、次の日の夕方に解放された後、どうやって自宅のマンションに帰宅したのかも覚えてはいなかった。



 しつこく鳴り続ける呼び鈴の音で、私は目を覚ました。
 びっしょりと汗で濡れたパジャマの様子に、昨夜も悪夢にうなされていたのだと気がついた。
 あれから数日が経過していたのだけど、いまだに軋む身体の痛みと肌に残る朱の縄痕を見ると、先日の事が悪夢でなく現実に起こった事だと思い知らされ、深い悲しみで胸が押し潰されそうになっていた。

「うぅ……」

 今は、とても大学に行ける状態でなく、誰にも相談できぬままに自宅マンションに引き籠って日々を過ごしていた。
 だけど、それがまだ終わっていない事なのだと、私は思い知らされることになった。

「……なん……で……」

 インターフォンのモニターに映る先輩たちの姿に、私は言葉を失った。

「どうしてここが……なにをしに……あぁ、どうすれば……」

 様々な疑問が沸き起こり、混乱をきたすのだけど、冷静になろうにも焦るばかりで考えがまとまらない。
 そうしている間にも、モニターのむこうでは先輩たちが苛立ちはじめているのがわかった。

『おらぁ、いるんだろう? さっさと扉を開けろよなぁ。さもないと、これがどうなっても知らねぇぞ』

 カメラの前に差し出されたスマートフォン、その画面に映っていたのは、縛られて男たちに犯されている私の姿だった。
 後手に縛られた私がベッドに横たわった男の上に股がって、脇に立つ男の股間へと顔を埋めているのだけど、いずれも私の中へと出し入れを繰り返す男性性器の姿がクッキリと確認する事が出来た。

『ムービーもシッカリ撮って編集済みだぜ。見せてやるから、早くこの扉を開けやがれッ』

 セキュリティ万全のこのマンションに入るには、暗証番号を入力するか内部からロックを外すかして一階の自動扉を開けるしかない。
 それは他の住人も同様で、今にも騒ぎだしかねない彼らの様子に私は観念してロックを解除した。
 意気揚々とマンションへと入っていく彼らなのだけど、もっと恐ろしい事は、彼らが自分で玄関の鍵をあけて室内に入ってきたことだった。

「ど、どうやって……」
「あぁ、この前の時に合鍵を作らせてもらったぜ」

 男のひとりが手に持った電子キーを振って見せると私は絶望に追いやられた。すぐさま1階入り口の暗証番号も喋らされ、私の安息の場所はなくなってしまった。

「本当にお嬢様だったんだなぁ、なかなかイイ部屋で気に入ったぜッ」

 メンバーのひとりが、リビングにある大型液晶テレビに持ってきたカメラを繋いでいる間、室内を物色していた彼は、そう言って担いできたボストンバックから縄の束を取り出した。

「い、いや……縛られるのは、もぅ嫌なの……」
「チッ、ちょっと身体を休める時間を与えてやればこれだよ。やっぱ徹底的に調教しないとダメなようだなぁ」

 嗜虐の笑みを浮かべた彼が、ドス黒く染まった麻縄を扱きながら迫ってくる。
 それを見ただけで私の脚は勝手に震えだし、抵抗しようという意志が削がれていく。

「て、抵抗のしませんから……お願いだから……」

 恐怖で顔を青ざめながら、弱々しく首を振って後ずさりする。その背後からいつの間にか回り込んでいた男が羽交い締めしてきた。反射的に身体が動き、鍛錬をつんだ動作で相手の腕を振り払うと、逆に腕を掴んで押さえ込んでいた。

「いててッ、この阿女ぁッ」
「あッ、ちが……」

 我に返って慌てて掴んでいた腕を離した。だけど、次の瞬間には頬に衝撃が走って、派手に吹き飛ばされていた。
 ソファに倒れこんだ私の髪を掴み上げ、彼は苛立った様子で再び手を振り上げた。

――パァン……パァン……

 何度も何度も頬に平手が舞い、その衝撃で視界が白く染まる。でも、その痛みよりも、頬を叩かれたことがショックだった。両親にも叩かれた経験のなかった私は茫然としてしまっていた。
 大人しくなった私から、男たちは乱暴に服を剥ぎ取ると、腕を背後へと捻りあげて縛りあげていった。。

「あぁ……いやぁぁ……」

 手首に巻き付くザラリとした感触に私は鳥肌を立て、悲鳴をあげた。その感触は先日の凌辱の記憶をフラッシュバックのように鮮明に呼び覚まし、私の身体から抵抗する気力を完全に奪っていった。

「へッ、縄の味もすぐに覚えこませて、縛られるだけで濡れる牝奴隷に調教してやるからな」

 そんな恐ろしい事を言いながら彼は背後に組まされた私の手首を縛ると、縄尻を二の腕へと回して乳房の上下を渡し、次々と身体に麻縄を巻き付けていく。
 徐々に自由が奪われることによる恐怖で短い悲鳴をあげる私に、男たちは顔を見合わせて嗜虐の笑みを浮かべあった。
 そうして上半身を縛られた私は首に朱色の首輪を嵌められ、繋げられたリードをひかれてリビングへと連れていかれた。

「おら、こっちこいッ」

 服を着た男たちに囲まれてひとり全裸の私。しかも麻縄で後手に縛られ、動物のように首輪のリードをひかれて歩かされている。先日まで普通の音大生であったはずの自分が、奴隷のように扱われている現実を信じたくはなかった。

(……悪い夢なら覚めてほしい……)

 どんなに否定したくっても、これは現実だった。
 リビングへと連れてこられた私は、液晶テレビの正面にあるソファに座らされると、左右の肘掛けに脚を載せ上げた状態で括り付けられてしまった。

「あぁ、いや……」

 大股開きで秘部をさらす姿にさせられて、私は涙を浮かべて俯いた。

「おら、折角編集してきたムービーなんだ、目を逸らしやがったらタダじゃおかねえぞッ」

 顎を掴まれて、画面の方へと向けさせられると、そこに複数の男たちに代わる代わる犯されている自分の姿があった。

「よく撮れてるだろう? クスリを塗られるたびに発情した牝犬みたいに腰振って見ものだぜ?」

 愉しそうに語る彼の解説を聞かせられながら、濡れ光る男性性器が自分の中から出し入りする光景を見るのはつらかった。なにより、その言葉通りに、次第に快楽に溺れていく自分の姿に、胸が張り裂けそうだった。

「さて、自分がどんな牝なのか自覚したところで、調教してやるか」

 男たちが背後でゴソゴソと何かを漁る気配がしたかと思うと、彼は手渡された器具のスイッチを入れた。

――ヴヴゥ……

 低い振動音と共に先端を震わせるそれは、ハンディーマッサージ機だった。それが私の股間へと押し付けられた途端、目が眩むほどの衝撃が脳を直撃した。

「ひぎぃぃぃッ!!」

 あまりの刺激の強さに、拘束された身体が痙攣したかのように激しく暴れる。だけど、麻縄でしっかり拘束された私の身体は動くことができずに、ギシギシと軋む音を立てただけだった。
 唯一自由に動かせる頭だけが左右に振られ、乱れた髪が頬に張り付いた。

「い、いやぁぁッ、と、とめて……」

 絶叫しながら、彼に必死に許しを求めた。でも私の哀願は聞き入られれるどころが押し付けられる器具の数は増やされて、両乳房にも振動するハンディーマッサージ機の先端が押し付けられた。

「ひぃッ、ゆ、ゆるしてぇッ」
「ほら、遠慮するなって」
「ははは、ガクガク震えて、面白れぇなッ」
「涎を垂らして、無様だなぁ」
「おうおう、激しいねぇ。なら俺はこいつで楽しませてもらうぜ」

 目の前に蹲った男が手にしていたのは男性性器を模したバイブレーター。それも人並み外れた大きさのものだったのだけど、既に激しく濡れていた私のクレパスはさしたる抵抗もみせずにそれを受け入れていった。

「オラオラ、まずは一回派手にイカせてやるよッ」
「あぁン、だ、だめぇぇ、耐えられないッ」
「なら、イク時は、ちゃんと言えよなッ」

 敏感な箇所を責め立てる激しい刺激、とくに敏感なクリ×リスをバイブレーターとハンディーマッサージ機で表裏から挟まれての責めは強烈だった。

「イ、イクぅ、イキますぅぅッ」

 あっけなく昇りつめさせられた私は、股間から透明な液を吹き出しながら絶頂をむかえた。

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中途半端ですが、ストック分は以上となります。

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久遠 真人

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