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牢烙隷嬢

多忙すぎて更新できないので、以前に書いてみた品を試し書きとしてアップします。
定番のヤリサーによる睡眠強姦モノを自分風味にする実験で書いたものです。
結果を言えば書いていても盛り上がらなかったので、転がしていた品です(苦笑)。
三話分ぐらい書いてみたものの、推敲もしていない品で心苦しいですが、今はこれが精一杯です(汗)。

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【1】

 私――真海 香澄(しんかい かすみ)は、この春に故郷から遠く離れた東京の音楽大学へと入学を果たしました。
 それにともない念願だった独り暮らしをはじめたのだけど、住まいは父が購入してくれた。自宅でもバイオリンの練習ができるようと防音がしっかりした1LDKのマンションで、セキュリティも万全だから女の子の一人暮らしでも安心できると言っていた。
 京都で古くから続く呉服問屋の一人娘だからと、昔から過保護が過ぎるところが両親の悪いところなんだけれど、なんだかんだで甘えてしまう私も世間知らずなのかもしれない。
 だから、同じ大学で親しくなった女の子たちに誘われた時も、深く考えずにその飲み会に参加してしまった。



 隠れ家がコンセプトだというそのお店は、繁華街から随分と離れた奥まった場所にあった。
 外からは、とてもお店に見えないコンクリート製の無機質な建物で、予約してあった名前を告げると一番奥の部屋へと案内された。カラオケルームも兼ねているらしく、収録スタジオのような厚い扉のくぐった私は、建物の外装からはとても想像できない格調高い雰囲気の広い室内に驚いていた。
 そういうお店に来るのも初めてなら、実は異性との飲み会に参加するのも初めてで、なにもかもが新鮮に見えて舞い上がっていたのだと思う。
 気が付けば、隣には相手サークルのリーダーらしい先輩が座っていて、他の女の子たちはそれぞれの他のテーブルに座って、もう盛り上がりはじめていた。

「まずは、俺らも乾杯しようか」

 ラガーマンのようなガッシリとした体躯の先輩は狩野(かりや)と名乗ると、優しげな笑みを浮かべてカクテルのグラスを差し出してくれた。お互いのグラスで打ち鳴らし合うと、ゆっくりとピンク色の液体へと口をつけた。

「あ、美味しい……」

 甘くフルーティに味付けされたそのカクテルは口当たりがよく、お酒の弱い私でも美味しくいただけた。だから、つい目の前の先輩に促されるままに、私にしては早いペースで飲み干してしまっていた。

「……あれ……」

 それが良くなかったのかもしれない。慣れないお酒を一気に飲んだからか、しばらくすると酔いがまわってしまったみたいで、思わず肩の力が抜けるようなフワフワとした心地よい気分に、つい浸ってしまった。

――だから私は、自分の身に起きている異変にすぐに気付けなかった……。

 気が付けば、いつのまにか私は逞しい先輩の胸板に背を預けるようにして寄りかかっていて、ボタンの外れたブラウスからは乳房が剥き出しになっていた。ブラは捲り上げられて、密かに形が自慢だと思っていた釣鐘型の乳房を先輩の大きな手が揉んでいたのだった。

「えッ……な、なんで!?」

 事態が飲み込めず、おもわず言葉を失ってしまう。すると顎を掴まれて、口に唇が重ねられた。

「――んんッ!?」

 すぐに唇を割って狩野先輩の舌が口の中に入り込んできた。初めて異物が口腔をまさぐる感覚にパニックになった私は固まってしまっていたのだけど、続いてドロリとした液体が注ぎ込まれてくると、それどころではなかった。
 慌てて離れようとする私を先輩は強く抱きしめて、さらに液体を注ぎ込んできた。
 どんなに力を入れても、太くて逞しい腕はピクリとも動かない。さらには頭も抑えられてしまっては、顔を背けてキスも振りほく事もできなかった。

「うむぅ……んッ……うぐぅ……」

 吐き出すこともできず、私は唾液混じりのその液体を飲み干すしかなかった。
 喉を通った液体は、胃の中にへと入るとカッと熱をもった。すると靄のかかったように意識がボヤけはじめて、手足からスゥッと力が抜けてしまった。
 朦朧としはじめた意識の中でどうにか他のテーブルへと視線を向けた私は、部屋中で同じような光景が繰り広げられていることに、ようやく気が付いた。中には完全に衣服を脱がされて全裸になっている子もいたようだった。
 そうしている間にも私のスカートは捲られ、抵抗も出来ぬままに白いレースのショーツを露にされてしまう。

「ほぅら、こうされると気持ち良いだろう?」

 ショーツの中に太い指が入り込み、ヘアをかき分けて恥ずかしい場所をまさぐりはじめる。すると、信じられない事に私の身体は、すぐに反応を示してしまっていた。

(そ、そんな……)

 ショーツの中からピチャピチャと淫らな水音がたちはじめ、恥ずかしさのあまり耳まで熱くなってしまう。

「や、やめ……んッ……あぁ……」

 敏感なところに指先が触れるたびに、ビクッと身体が震えてしまう。その手を掴んで止めさせたかったのだけど、私の腕は麻痺したように動かけず、彼の行為はどんどんエスカレートしていった。
 その愛撫は的確で、私の感じるところを見極めて着実に触れてくる。それどころか、私自身ですら触れたことのない箇所にまで指は入り込んできて、今まで感じた事もない刺激を感じさせられた。

「あぁぁン……だ、だめぇ……」
「おッ!? こりゃ処女膜か。へへッ、初物たぁ、俺もついてるぜ」

 優しげだった仮面を脱ぎ捨てた狩野先輩は、下卑た笑みを浮かべながら私の細い首へと舌を這わしてくる。
 それが悔しくて気持ち悪いはずなのに、身体はゾクゾクッとするほど勝手に感じてしまい、私の混乱は増すばかりだった。
 更に驚いたのは、信じられないほど淫らな声を洩らしてしまっていたことだった。最初、それが自分の声だとはとても信じられなかった。でも、喘ぎ声は次第の高まり、嫌でもそれが自分の声だと自覚させられた頃には、今まで経験したことのない激しい衝撃に襲われた。
 それはあまりにも強烈で、僅かに踏み留まっていた私の理性も、吹き飛んでしまいそうだった。

「スゲー感度の良いな、オナニーもろくに経験ないんだろ?」
「あぁン……そ、そんな……んんッ……だめぇぇぇッ」
「ほぅら、もぅ乳首もクリ×リスも、こんなにビンビンに硬く尖ってきたぜ」
「そ、そんな訳……ひぃン」
「へッ、これでもシラをきるつもりかよッ」
「んぎッ、あぁぁン」

 痛いほど充血していたクリ×リスを捻られ、私の身体が先輩の胸の中で激しく仰け反る。
 その時に感じたのは痛みでなく激しい快楽だった。電流のように全身を駆け巡ったそれは、私の頭の中でスパークすると真っ白に染め上げていった。

「くぅぅぅぅッ」
「おいおい、もぅイッたのかよ。ビショビショに濡らしてイイ反応だな。へへッ、こりゃ仕込みがいがありそうだ」

 薄れゆく意識の中で先輩の声を聞きながら、私は生まれて初めて体験した激しい絶頂感に、そのまま気を失ってしまった。

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久遠 真人

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