2ntブログ

『虚影なる正義』CV

『虚影なる正義』を執筆中に脳内再生していたCV(キャラクターボイス)のイメージです。

楠木 敬子 : 植田 佳奈さん
桐山 素子 : 田中 敦子さん

最初に書いた頃とはやはり変わるものだなっと年月を感じつつ、書いておりました(苦笑)。



とある女古典教師の追憶 (仮)

 酔った人妻お持ち帰りの定番NTRシチュを、ちょっと試し書きしたので、こちらでアップしてみました。
 ガッチリ拘束したり、SMチックな展開にするとしたら次の展開になりそうですね(汗)。

-------------------------------------

 身体を揺すられて、私は重い瞼を開いた。
 頭が重くてまわらない。見上げる天井に見覚えがないけど、そこがどこだか思い出せなかった。

「おっ、美妃ちゃん、やっと目覚めたぜ」
「あーあー、まだボーッとしてら、同窓会で俺らと飲んでたの覚えてる?」

 視界に二人の若い男たちの顔が入ってきた。日焼けした肌にピアスをつけた二人。なにが面白いのかニヤニヤと笑って私を見ている。
 容姿は随分と変わっていたけど、彼らが担任クラスの生徒だった絡蔓(からつる)と曳田(ひきた)だったのは思い出せた。
 どちらも手の掛かる問題児で、二人揃うともう最悪だった。いろいろと悪事を働いては警察から連絡がくるのは日常茶飯事で、どの先生方も匙をなげてしまい学年主任だった私が受け持つことのなった経緯があった。
 私にも散々舐めた態度を取っていた彼らだったけど、学生時代まで柔道をやっていたと知ると無謀にも挑んできた。そこに邪な気持ちがあるのがわかってたけど、チャンスでもあると思った。彼らが腕っぷしに自信を持って、喧嘩に負けないことに異様に執着していたのを知っていたからだった。
 結論から言えば、彼らの鼻っ面をへし折ろうという試みは成功した。油断する絡蔓を一気に投げ飛ばし、いきり立って押し倒してきた曳田も寝技で絞め落としてやった。その後も諦めの悪い彼らが納得するまで体力が続く限り相手をして、その全てを打ち負かすことができた。
 それで私には敵わないと理解したのか、それから彼らの態度が一変した。
 次の日には髪を丸めて頭を下げてきたのは予想外で、ふたりはレスリング部に入るとまじめに授業にも顔を出すようのなっていった。
 それぞれ卒業してからも格闘技を続けているという噂もきいていて、今回、同窓会を主宰したのも彼らの発案だという話だった。その為に同級生らに在学中の悪事の数々を謝罪してまわっていたという。その話を聞いて涙脆い私は感動して涙を浮かべてしまっていた。
 だから、終わった後も誘われるままに二次会、三次会と付き合って、最後には彼ら二人とバーに入ったまでは覚えていた。

(それから酔いつぶれたのかしら……今、何時だろう……あの人が……心配してるから……連絡しなきゃ)

 アルコールのせいか身体が異様に重かった。肌が異様に火照って暑い。吹き出る汗が肌を滴っていくのがわかる。

「おーい、美妃ちゃん、起きてますか?」
「やべ、クスリ、盛りすぎじゃね?」
「でもよ、アソコはギリギリ締め付けて痛てぇぐらいだけどなぁ」

 彼らは顔を見合わせて乾いた笑みを浮かべあう。その内容を今の私には理解できなかった。

「なにを……言ってーーあンッ」

 突然、下半身から激しい刺激が身体を突き抜けた。その甘く痺れる感覚に不覚にもやらしい声を洩らしてしまう。

「なッ、なにが……」

 その時になって私も彼らも裸になっているのに、ようやく気がついた。しかも彼らのひとりーー絡蔓が私の脚を開き、下半身を密着させていた。

「ーーあッ、くぅン、んッ、くぅぅッ」

 彼が腰を動かすたびに凄まじい刺激が駆けのぼり、身体が仰け反ってしまう。頭の中が真っ白に染まるほどの甘美な刺激に圧倒される。
 下半身を貫く存在感と共に、自分の身になにが起きているか嫌がる上でも自覚させられた。

「言葉で説明するより分かりやすいっしょッ、寝てる間にホテルに連れ込んでたっぷり可愛がってあげたからよぉ」
「セックスドラッグもキメたから、もう身体は出来上がってトロトロッに惚けてるだろ? 乳首はビンビンで、お股もグチャグチャで凄い状態だぜ」

 言われつまでもなく、それは実感できてしまう。

「くッ、あンッ……うぅ、は、離れなさいッ」

 突き放して離れようと手を伸ばしても痺れるきった手足に力が入らない。自分を組敷く相手のたくましい胸板の厚さに簡単に阻まれてしまう。
 せめて溢れでる甘い喘ぎ声を堪えようと歯を食い縛る。でも、子宮を突き上げるような動かれると駄目だった。顎をそらして淫らな声を洩らしてしまう。

「離れろって言ってもよぉ、美妃ちゃんのオ×ンコ嬉しそうに咥えて離して放してくれないぜッ、オラオラッ、自分でもギュウギュウ締め付けてるのわかるだろ?」
「あぁッ、やめ……やめてぇ」

 押し返そうと触れた胸板は厚く鋼のようだった。四肢も無駄なく引き締まり、腹筋はブロックのように浮き出て並んでいる。
 数年前は子供だと思っていた相手は一人前の男、いや、強い雄を感じさせる存在になっていた。ムワッとする雄の匂いが纏わせて獣欲でギラつく目で見下ろしながら、激しく腰を動かして私を翻弄していく。それでいて余裕をまだ残しているようだった。

「ほらほら、美妃ちゃん、邪魔するなってッ」
「別に抵抗されても俺はOKだぜッ、犯してる感じで盛り上げるじゃん」
「まぁ、でもよぉ、美妃ちゃん強ぇからなぁ、念のために手は封じておかねぇとな」

 脇で見ていた曳田が私の手首を掴むと強引に頭上へと引き上げようとする。
 すると眼前に彼の股間が間近に迫った。そこで逞しく勃起するモノの太さに唖然としてしまう。

(なによ、これ……)

 淫液焼けして赤黒いソレは、臍まで届くほど反り返っていた。
 それなりに男性経験があるつもりだった。だけど、目の前にあるのは過去の恋人や夫と比べて別物だった。

ーーガチャリッ……

 そうしてる間に手首に冷たい感触がしたか思うと金属が噛み合う音がする。すぐにもう片方の腕も同様にされてしまい、慌てて頭上を仰ぎ見た時には遅かった。
 手首に手錠が掛けられて、ベッドのフレームに括りつけられていた。

「はい、これで逃げられねぇなッ」
「美妃ちゃんもこれで犯された言い訳できるだろう?」
「ふ、ふざけないで……すぐに外しなさいッ」

 キッと睨み付けると、なぜか二人は嬉しそうにする。その笑顔に生徒だった頃の彼らを思い出してしまう。
 だけど次の瞬間には彼らの口元に浮かぶ笑みは残忍なものへと変わっていた。

「やっぱり俺らの美妃ちゃんは、そうやって強気じゃねぇとなッ」
「そうそう、いろんな女を抱いてみたけどよぉ、やっぱり憧れの美妃ちゃんを屈服させたくってなぁ、その為に鍛えたんだしよ、簡単に根を上げてねぇでくれよなッ」

 生徒の頃の二人は喧嘩やぱいけど、それだけだった。幼少の頃から柔道をやっていた私の目からみれば所詮は素人の動きで、簡単に圧倒できた。
 だけど今の彼らは違った。鋼のように鍛えられた肉体だけでなく、押さえ込んでくる動きに無駄がなかった。

「曳田はレスリング、俺は総合格闘のジムに今は通っているんたんだぜ」
「今度は寝技でも負けねぇからな、その成果をたっぷり味わせてやるよ」

 彼らの秘めた感情を聞いて心が乱れてしまう。その同様が裏切られたことなのか判断ができなかった。
 教師という聖職につく者として、彼らの行為は正さければならなかった。

「くぅッ、そ、そういう……あぁン、情熱は他に向けなさいよッ、今なら土下座で許してあげるわよ」
「くははッ、いいねぇ、そういう強気な台詞をまだ言われるとワクワクするよなぁ」
「あぁ、もう見も心も屈服させて自分のモノにしたくなるなッ」
「くぅぅ、絶対に……貴方たちの思い通りに……あぁン……ならないわよッ」
「へぇ、そうかよ、これならどうだよ?」

 一度離れた絡蔓が私の両脚を掴んで前へと倒した。脛から足首を顔の両脇にくるほど身体を折り曲げられて、まんぐり返しの姿勢を強要されてしまう。
 目の前にきた自分の秘部をまじまじと見させられる事となった。パックリと口をひらいたままの秘唇からは大量の愛液が溢れだして太腿までもビッショリと濡れていた。
 毛羽立つ繁みの影では皮が剥けクリ×リスが硬く勃起しているのが見えてしまう。

「どうよッ、白い本気汁が泡立ってるのも見えるだろ、クリなんて小指ぐらいデカくなってるぜ」
「うぅ、よくも……絶対に許さない……」
「へッ、このホテルから出る時にもそう言えるか楽しみだな」

 まんぐり返しの姿勢のまま絡蔓が再び挿入しようとする。
 彼のモノも曳田と同様に私の知識からすると規格外だった。太さは曳田にやや劣るものの長さでが上回っていて、先端で大きく傘開いた亀頭でまるで槍のよう。
 私の愛液でヌラヌラと濡れ光る長大な姿に戦慄すら覚えてしまう。

「まずはこの身体に俺らのチ×ポを覚え込ませねぇとなッ」
「いやッ、ま、まって……」
「へッ、待たねぇよッ」

 既に蹂躙されきった肉襞は抵抗することすらなく肉槍を受け入れてしまう。ズンと一気に根元まで挿入された。

「ーーひぐぅッ」

 折り畳まれたせいで先端は子宮へと簡単に到達して、突き上げてくる。そのままグリグリと子宮口を刺激がされ続けると顎を反らして身悶えてしまう。
 ガチャガチャと手錠の鎖が音を立てながら上体を揺らすと、大振りな乳房が激しくバウンドしていた。
 絡蔓はそれを両手で掴みあげると腰を動かして巧みに刺激する位置を変えてくる。
 その動きは意外にの緩やかで、グッと唇を噛み締めて耐えることができた。

「どうよ? テクニシャンだろ?」
「……下手くそよ、どってことないわね」

 汗で濡れる頬に乱れ髪をはりつけながら、ギッと睨み付ける。
 それを横で見ていた曳田が愉快そうに笑う。

「ぷははッ、言われてやんのッ」
「ふーん……ぜってーに赦してって泣かしてやるからなッ」

 昔から短気だった絡蔓は青筋を立てた。だけど言葉とは裏腹にその動きは変わらずに緩慢だった。

「なぁ美妃ちゃんよぉ、やせ我慢してないで素直に俺らのモノにならねぇ? そうしたら優しく可愛がってやるぜ?」
「そちらこそ……んンッ、私を解放しなさいッ、今なら……警察には言わないで……ボッコにするだけでいいわ」
「まったく素直じゃねぇなぁ、粗ぽいのがお好みならしゃーねーか、なぁ、絡蔓」

 曳田は意味ありげに笑みを浮かべる。すると、それまで黙々と腰を動かしていた絡蔓の動きが止まった。

「よーし、大体わかったぜ」
「なにが……ひぃ、くぅあぁぁぁン」

 絡蔓が再び腰を突いた途端、脊髄を駆けのぼる電流に脳を焼かれた。
 更に二突き、三突きと続くたびにそれは激しくなる。堪えるとか考える暇もなく、折り畳まれた身体が跳ねて、悲鳴のような喘ぎ声が出てしまう。

「ひーッ、な 、なにを……ひッ、ひぎぃぃッ」
「おーおー、半分白眼剥いて、すげー反応じゃン」
「美妃ちゃんのGスポット、ちょっと分かりにくいから責められた経験ないだろ? 子宮手前をこう擦るようにすると……」
「ひぃぃぃッ、だ、だめぇぇッ、そこはダメぇぇ」
「あーあー、ひと突きごとに潮噴きはじめたよ、すげーなぁ」

 もう既に何かを言い返す余裕もなかった。
 突かれるたびに頭の中が白く染まって自分の身体がどうなっているのかわからなくなっていた。
 今まで経験したことのない奔流に理性が簡単に押し流されてしまう。身体の深奥から徐々に押し寄せてくる存在があった。

「な、なにッ、あぁ……怖い……なにか来る……いやッ、いやよッ」

 迫り来るものが無性に怖かった。首を振って不安げに見上げると彼らは嬉しそうに笑い合う。

「美妃ちゃんて実はちゃんとイッたことないだろ? いいぜ、ぶっ飛びなよッ」
「本イキ初体験、死ぬほどい逝かせて、イキ狂わせてやるよ」
「ひぃぃ、イ、イヤだッ、イヤよぉ……あぁぁ、ダメぇぇッ」

 犯されているのにイクなんて信じられなかった。
 でも自分でも知らなかった快楽の源泉を抑えられて、そこを重点的に責められ続けられる初めての経験に肉体は完全に暴走していた。
 もはや浮上してくる圧倒的な存在を押し戻すなんて無理な状態だった。
 心も身体も壊されてしまいそうだった。ガクガクと震えだした肉体へと脳の焼くつくすような閃光が思考を白く染め上げていく。

「オラオラッ、イケッ、イッちまえよッ」

 追い上げとばかりに腰を荒々しく打ちつけられながら、喘ぎが止まらない口を吸われた。それをもう拒むどころか自分でも舌を絡ませてしまっていた。
 舌腹が絡み合い、注ぎ込まれる唾液を嚥下していく。自分からも腰を振ってより快楽をえようとしていた。
 そして、ついに今まで経験したこともない激しい絶頂がやってきた。

「くぅ、すげぇ締め付けだ、出すぞッ」

 絡蔓も私にのし掛かりながら深く腰を突き上げると唇を重ねてきた。
 腰を震わせて膣奥めがけて射精を開始すると、子宮を直撃する衝撃に折り畳まれた私の身体がバウンドする。

「んんッ、んーーッ!!」

 爆発的な絶頂感に抗う事もできず、白眼を剥き、全身を激しく痙攣させていた。
 そして、完全に意識を真っ白に染め上げられた私は、そのまま深い闇底へと堕ちていった。

虚影なる正義

読み切り短編『虚影なる正義 -折られた翼-』を掲載しました。

元となったのは他サイト様に寄稿させて頂いた品です。
かなり初期の品でしたし、その後に執筆しました『媒鳥陥獄』に絡む品でもありましたので整合とりながら加筆修正してみました。

元を手掛けたのが、文を書きはじめて間もない頃で、感慨深い品のひとつとなってます。

そんな品ですが、読まれた方が少しでも楽しんで頂ければ幸いです。


『化面夫婦』CV

『化面夫婦』の脳内CV(キャラクターボイス)のキャスティングです。

僕(蒼月 惣一郎):森川 智之さん
妻(蒼月 舞冬) :種田 梨沙さん
更代 遥奈   :川澄 綾子さん

妻の容姿はあえて細かく記載しませんでしたが、可愛らしい外見でイメージしておりました。
あまり良くない容姿のパターンもありだと思いますので、読まれる方のお好みで楽しんで頂ければ幸いです。


化面夫婦

読み切り短編『化面夫婦』を掲載しました。

世界でも有数の巨大企業グループの若き社長となり、世間ではシンデレラボーイと囁かれた男。
良き経営者、良き夫とも言われる彼だったが
心をすり減らす日々の中で、妻にも秘密にしているプライベートの時間をもっていた。
それは彼が本当の自分でいられる為の大事な時間であった。

「嫉妬や独占欲」とそれに抗う「歪んでしまった愛」といったテーマではありますが、端的にいうと迷惑な夫婦といったところでしょうか(苦笑)。

壊されたパズルのピースを拾い集め、繋ぎ合わせようとする行為自体は尊いですが、そのピースはすでに歪み、完成したとしてもそれはフランケンシュタインの怪物の如く醜いモノへと変貌しています。
すでに行為自体が目的となっている事実がなんとも皮肉なものです。

続きを読む

プロフィール

久遠 真人

Author:久遠 真人
 ようこそ、いらっしゃいました。

 ここは久遠 真人が主催するSM小説サイト『HEAVEN'S DOOR』の雑記帳的な位置づけのブログです。

 お戻りになる際は、右の【リンク】『HEAVEN’S DOOR』をクリックして下さい。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR