好敵手・・・
シャーロック・ホームズとモリアーティ教授、ルパン三世と銭形警部などなど、主人公と対峙するライバルが好きだったりします。
敵対しているのに相手の実力を認め、敬意すら払う場合もあったり……(偽者が出たりすると)場合によっては擁護したり(笑)。
まぁ、陵辱モノの場合だと、可愛さ余って憎さ百倍って感じになってしまうのでしょうけどね(苦笑)。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
深夜の港。巨大なコンテナが積み上げられた先にひっそりと接舷された貨物船があった。
その貨物船に3台の黒塗りの高級車と一台の大型トラックが横付けされると、黒服の男たちが次々と降り立った。そして、男たちが周囲の安全を確認する
と 中央の車より厳つい体格をした大男が降り立ち、トランクを抱えた数人の男を従え船体横に垂らされたタラップを上り始めた。
その彼らを2人の男を従えた妖艶な美女が出迎えた。
真紅のチャイナドレスに身を包み、腰まで伸ばした艶やかな黒髪を海風になびかせながら歩くと、腰まで入ったスリットから時折見える真っ白な素足がなんとも艶かしい。
なにか会話をした後、それぞれの部下がお互いのトランクを交換し、中味を確認し始めた。
「そこまでよ! 全員、両手を頭上に上げて大人しく投降しなさい!!」
凛とした声と共に陸地より多数の大型ライトの強い光によって船体が照らされると、コンテナ内に潜んでいた警官たちが躍り出る。その中央に、マイクを片手に指揮をとる東堂 薫(とうどう かおる)警視正の姿があった。
その頭上を2機のヘリコプターが低空で通過し彼女の癖のあるショートヘアーを舞わす。
ヘリコプターは貨物船の上空で旋回しつつ、頭上より強力なサーチライトで甲板を照らしつけた。
そうして、黒い装備に身を固め機関銃で武装したSAT隊員を先頭に、次々と船に駆け寄る捜査員たちは、船の周囲で狼狽し抵抗する男たちを次々と鎮圧し拘束していく。
「今度こそ……アナタを捕まえてあげるわ、翠蓮(ツゥェィ リィェン)!」
次々と取り押さえられていく男たちをわき目に薫は数人の部下を引き連れ甲板上へと駆け上がっていく。
数年前から国内に広がり始めた新型麻薬。人の快楽中枢を刺激しこの世のものとは思えぬ快楽を与えるその麻薬は、飲むことで摂取できる手軽さもあり、若者を中心に広がり始めていた。
そのルート撲滅の為に、薫をはじめとする特捜チームが組織された。彼らは販売ルートの根っこを押さえるために、時間をかけて密かにだが確実に捜査の輪を縮めていった。そうして、主だったアジトや工場、主要メンバーを把握した所で、研ぎ澄ましていた牙を剥き一斉検挙へと移った。
この取引現場には、相手組織の幹部が顔を出すということから、薫自ら指揮を取り、部下たちと共にコンテナ内に潜み待ち構えていたのだった。
―― その幹部の名は翠蓮 ――
かつてアメリカに研修で出向していた際に参加した人身売買事件で薫が取り逃がした女幹部の名であった。
薫が甲板に上ると、真紅のチャイナドレスに身を包んだ女が船内へと駆け込む所であった。
「翠蓮!!」
忍の叫び声に、女はピタリと立ち止まると振り向いた。
「お久しぶり薫。今回はしてやられたわ。御代は後で請求するから、覚悟しておいてね」
喧騒の中、忍には翠蓮の言葉はハッキリと聞こえた。彼女はそれだけ言うとニッコリと微笑み船内へと姿を消した。
「ま、待ちなさい!!」
慌てて後を追いかけようとする忍の目前で、その通路から爆炎が吹き出す。寸前で甲板に伏せた忍は辛うじて無事であったが、彼女に随伴していた部下たちは炎に身を焼かれてのたうち回った。
慌てて上着を脱ぎ部下たちについた炎を消し止める。その間も、貨物船の各所から次々と爆発が起こり船体を激しく揺らし続ける。
「退避ィ! 全員、船から退避せよッ!! ただし負傷者の搬送を優先しろ!!」
自らも火傷を負った部下に肩を貸しつつタラップへと向かう。去り際に翠蓮が逃げ込んだ入り口をもう一度振り返ってみるが、既に船内からは強烈な火の手が上がっており、とても内部に入れそうもなかった。
それどころか、すでに甲板上にも黒煙が立ち込めており、呼吸するのも辛くなってきていた。
「この程度で……アナタがくたばる訳はないわよね。来るなら来なさい、何度でも叩き潰してあげるわよ」
薫は静かに呟くと不敵に口端を吊り上げた。
そして、最後の部下が退去したのを確認すると、自らも下船するのであった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
……なんて、対峙する正義と悪のヒロインって感じで、ちょっと書いてみました。
敵対しているのに相手の実力を認め、敬意すら払う場合もあったり……(偽者が出たりすると)場合によっては擁護したり(笑)。
まぁ、陵辱モノの場合だと、可愛さ余って憎さ百倍って感じになってしまうのでしょうけどね(苦笑)。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
深夜の港。巨大なコンテナが積み上げられた先にひっそりと接舷された貨物船があった。
その貨物船に3台の黒塗りの高級車と一台の大型トラックが横付けされると、黒服の男たちが次々と降り立った。そして、男たちが周囲の安全を確認する
と 中央の車より厳つい体格をした大男が降り立ち、トランクを抱えた数人の男を従え船体横に垂らされたタラップを上り始めた。
その彼らを2人の男を従えた妖艶な美女が出迎えた。
真紅のチャイナドレスに身を包み、腰まで伸ばした艶やかな黒髪を海風になびかせながら歩くと、腰まで入ったスリットから時折見える真っ白な素足がなんとも艶かしい。
なにか会話をした後、それぞれの部下がお互いのトランクを交換し、中味を確認し始めた。
「そこまでよ! 全員、両手を頭上に上げて大人しく投降しなさい!!」
凛とした声と共に陸地より多数の大型ライトの強い光によって船体が照らされると、コンテナ内に潜んでいた警官たちが躍り出る。その中央に、マイクを片手に指揮をとる東堂 薫(とうどう かおる)警視正の姿があった。
その頭上を2機のヘリコプターが低空で通過し彼女の癖のあるショートヘアーを舞わす。
ヘリコプターは貨物船の上空で旋回しつつ、頭上より強力なサーチライトで甲板を照らしつけた。
そうして、黒い装備に身を固め機関銃で武装したSAT隊員を先頭に、次々と船に駆け寄る捜査員たちは、船の周囲で狼狽し抵抗する男たちを次々と鎮圧し拘束していく。
「今度こそ……アナタを捕まえてあげるわ、翠蓮(ツゥェィ リィェン)!」
次々と取り押さえられていく男たちをわき目に薫は数人の部下を引き連れ甲板上へと駆け上がっていく。
数年前から国内に広がり始めた新型麻薬。人の快楽中枢を刺激しこの世のものとは思えぬ快楽を与えるその麻薬は、飲むことで摂取できる手軽さもあり、若者を中心に広がり始めていた。
そのルート撲滅の為に、薫をはじめとする特捜チームが組織された。彼らは販売ルートの根っこを押さえるために、時間をかけて密かにだが確実に捜査の輪を縮めていった。そうして、主だったアジトや工場、主要メンバーを把握した所で、研ぎ澄ましていた牙を剥き一斉検挙へと移った。
この取引現場には、相手組織の幹部が顔を出すということから、薫自ら指揮を取り、部下たちと共にコンテナ内に潜み待ち構えていたのだった。
―― その幹部の名は翠蓮 ――
かつてアメリカに研修で出向していた際に参加した人身売買事件で薫が取り逃がした女幹部の名であった。
薫が甲板に上ると、真紅のチャイナドレスに身を包んだ女が船内へと駆け込む所であった。
「翠蓮!!」
忍の叫び声に、女はピタリと立ち止まると振り向いた。
「お久しぶり薫。今回はしてやられたわ。御代は後で請求するから、覚悟しておいてね」
喧騒の中、忍には翠蓮の言葉はハッキリと聞こえた。彼女はそれだけ言うとニッコリと微笑み船内へと姿を消した。
「ま、待ちなさい!!」
慌てて後を追いかけようとする忍の目前で、その通路から爆炎が吹き出す。寸前で甲板に伏せた忍は辛うじて無事であったが、彼女に随伴していた部下たちは炎に身を焼かれてのたうち回った。
慌てて上着を脱ぎ部下たちについた炎を消し止める。その間も、貨物船の各所から次々と爆発が起こり船体を激しく揺らし続ける。
「退避ィ! 全員、船から退避せよッ!! ただし負傷者の搬送を優先しろ!!」
自らも火傷を負った部下に肩を貸しつつタラップへと向かう。去り際に翠蓮が逃げ込んだ入り口をもう一度振り返ってみるが、既に船内からは強烈な火の手が上がっており、とても内部に入れそうもなかった。
それどころか、すでに甲板上にも黒煙が立ち込めており、呼吸するのも辛くなってきていた。
「この程度で……アナタがくたばる訳はないわよね。来るなら来なさい、何度でも叩き潰してあげるわよ」
薫は静かに呟くと不敵に口端を吊り上げた。
そして、最後の部下が退去したのを確認すると、自らも下船するのであった。
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……なんて、対峙する正義と悪のヒロインって感じで、ちょっと書いてみました。
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感情のキャッチボール
好敵手っていうのは面白いですね。
回を重ねるごとに心理的な変化もあったりして。
また、それこそお互いの過去や関わりなど、設定の嵐になりそうです。
そこがまた楽しいのかもしれません。
逆にいにしえよりのパターンですから、マンネリ臭がしないようにするのも難しいですね。
個人的には「怪傑黒頭巾」のような敵討系→本懐みたいなのが、先が安心して読めて好きです。
回を重ねるごとに心理的な変化もあったりして。
また、それこそお互いの過去や関わりなど、設定の嵐になりそうです。
そこがまた楽しいのかもしれません。
逆にいにしえよりのパターンですから、マンネリ臭がしないようにするのも難しいですね。
個人的には「怪傑黒頭巾」のような敵討系→本懐みたいなのが、先が安心して読めて好きです。
Re: 感情のキャッチボール
> 個人的には「怪傑黒頭巾」のような敵討系→本懐みたいなのが、先が安心して読めて好きです。
確かに話を続けていく上で、そっちの方が盛り上げやすいですね。
対等なライバルだと、決着をつけるのが勿体無くなっちゃいますしね(苦笑)。
そうなると、例えばこんな感じでしょうかね……
死んだ恋人の無念を晴らす為に、身分を偽り巨大な敵の懐に潜り込むヒロイン……
徐々に、組織内での信用を勝ち得て、地位を高めると共に、謎の黒幕へと迫る……
だが、ついに明かされた黒幕の正体を知った時、ヒロインは……
……なんてちょっと前の香港映画とかにありそうなこんな感じも、面白そうですね。
確かに話を続けていく上で、そっちの方が盛り上げやすいですね。
対等なライバルだと、決着をつけるのが勿体無くなっちゃいますしね(苦笑)。
そうなると、例えばこんな感じでしょうかね……
死んだ恋人の無念を晴らす為に、身分を偽り巨大な敵の懐に潜り込むヒロイン……
徐々に、組織内での信用を勝ち得て、地位を高めると共に、謎の黒幕へと迫る……
だが、ついに明かされた黒幕の正体を知った時、ヒロインは……
……なんてちょっと前の香港映画とかにありそうなこんな感じも、面白そうですね。
好敵手
いいですね。ライバル
これに、あんなことや、こんなことをどう混ぜ込んでおいしくいただくかですね。
例えば、特殊メイクで変装をして悪の組織に潜入してうまく潜り込むも、悪のヒロインには、ばれていてこの間のお返しとばかりもてあそばれ、それでも何とか追い詰めるも逃げられる。て、感じかな?
それにしても、文章の中にあったお代の請求ってなんなんでしょうね?気になるな(笑
これに、あんなことや、こんなことをどう混ぜ込んでおいしくいただくかですね。
例えば、特殊メイクで変装をして悪の組織に潜入してうまく潜り込むも、悪のヒロインには、ばれていてこの間のお返しとばかりもてあそばれ、それでも何とか追い詰めるも逃げられる。て、感じかな?
それにしても、文章の中にあったお代の請求ってなんなんでしょうね?気になるな(笑
黒幕嫌い
あー、ごめんなさい。
黒幕嫌いなので「怪傑黒頭巾」を出したのです。
黒幕設定だと、黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕ctrl-vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvの黒幕、で練り延ばした挙句、親友とか上司とかわざと身近なところへ落とし所を求める毎度のパターン。もうウンザリです。
黒頭巾は敵がはっきりしてます。青江下野おのれええええ!!みたいな。
でもいろんな手でかわしまくります。で、大団円。
なかなか手が届かないのがじれったいけど、各エピソードに集中できます。
黒幕嫌いなので「怪傑黒頭巾」を出したのです。
黒幕設定だと、黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕ctrl-vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvの黒幕、で練り延ばした挙句、親友とか上司とかわざと身近なところへ落とし所を求める毎度のパターン。もうウンザリです。
黒頭巾は敵がはっきりしてます。青江下野おのれええええ!!みたいな。
でもいろんな手でかわしまくります。で、大団円。
なかなか手が届かないのがじれったいけど、各エピソードに集中できます。
Re: 好敵手
> 例えば、特殊メイクで変装をして悪の組織に潜入してうまく潜り込むも、悪のヒロインには、ばれていてこの間のお返しとばかりもてあそばれ、それでも何とか追い詰めるも逃げられる。て、感じかな?
そうですね。如何にピンチを盛り上げて、それを切り抜けるのを美味しく演出できるか・・・むむむ・・・なかなか、難しいでねぇ(汗)。
どんでん返しの上の、更にどんでん返しで勝者はどちらに!?・・・て感じに持っていければベストですね。
> それにしても、文章の中にあったお代の請求ってなんなんでしょうね?気になるな(笑
それはもう・・・屈辱的な目に合うのでしょうね(笑)。
そうですね。如何にピンチを盛り上げて、それを切り抜けるのを美味しく演出できるか・・・むむむ・・・なかなか、難しいでねぇ(汗)。
どんでん返しの上の、更にどんでん返しで勝者はどちらに!?・・・て感じに持っていければベストですね。
> それにしても、文章の中にあったお代の請求ってなんなんでしょうね?気になるな(笑
それはもう・・・屈辱的な目に合うのでしょうね(笑)。
Re: 黒幕嫌い
>>で練り延ばした挙句、親友とか上司とかわざと身近なところへ落とし所を求める毎度のパターン。もうウンザリです。
あー、なるほど。
確かに、黒幕の存在と言われた時点で、身近な存在になりがちですよね(汗)。
> 黒頭巾は敵がはっきりしてます。青江下野おのれええええ!!みたいな。
> でもいろんな手でかわしまくります。で、大団円。
> なかなか手が届かないのがじれったいけど、各エピソードに集中できます。
なるほど、そういう風だと例えば・・・
次々と爆発を起こすビルの屋上。
設置されたヘリポートでローターを回転し始めたヘリに、急ぎ乗り込み脱出を試みる仇敵の男。
そんな屋上へバイクの爆音が鳴り響くと、立ち込める黒煙の中から、ヒロインの跨った漆黒のバイクが躍り出た。
「今度こそ、逃がさないわよッ!!」
ピッチリとグラマラスなボディラインを浮き出させた黒革のツナギに身を包み、乱れた黒髪をかき上げ仇敵を睨みつけるヒロイン。
そんな彼女の姿を確認すると、男は不敵に笑い、乗り込んだヘリからわざわざ降り立った。
「よかろう、そろそろケリをつけようかッ!!」
肉厚の刀身をもつ青竜刀をスラリと抜き放つ男。
それに応えるようにヒロインも背後に背負った鞘から日本刀を抜いた。
次々と爆発を繰り返し、黒煙が立ち上る中、ジリジリと間合いを詰める2人。
そして、次の爆発を合図に、双方共に同時に間合いを詰める。
「はぁぁッ!!」
「うぉぉぉッ!!」
――ガインッ!!
刃と刃がぶつかり合い、激しく火花を散らす。
その2人の足元では度重なる爆発によってビルは崩壊を始めていた。
不安定な足場をものともせず切り合う2人・・・
今、まさに因縁の2人の決着が、つこうとしているのだった……
……なんて感じでちょいと書いて見ました(笑)。
それとも、卑怯にも逃げ回っては、卑劣な罠や刺客を送り込む方ですかねぇ?
あー、なるほど。
確かに、黒幕の存在と言われた時点で、身近な存在になりがちですよね(汗)。
> 黒頭巾は敵がはっきりしてます。青江下野おのれええええ!!みたいな。
> でもいろんな手でかわしまくります。で、大団円。
> なかなか手が届かないのがじれったいけど、各エピソードに集中できます。
なるほど、そういう風だと例えば・・・
次々と爆発を起こすビルの屋上。
設置されたヘリポートでローターを回転し始めたヘリに、急ぎ乗り込み脱出を試みる仇敵の男。
そんな屋上へバイクの爆音が鳴り響くと、立ち込める黒煙の中から、ヒロインの跨った漆黒のバイクが躍り出た。
「今度こそ、逃がさないわよッ!!」
ピッチリとグラマラスなボディラインを浮き出させた黒革のツナギに身を包み、乱れた黒髪をかき上げ仇敵を睨みつけるヒロイン。
そんな彼女の姿を確認すると、男は不敵に笑い、乗り込んだヘリからわざわざ降り立った。
「よかろう、そろそろケリをつけようかッ!!」
肉厚の刀身をもつ青竜刀をスラリと抜き放つ男。
それに応えるようにヒロインも背後に背負った鞘から日本刀を抜いた。
次々と爆発を繰り返し、黒煙が立ち上る中、ジリジリと間合いを詰める2人。
そして、次の爆発を合図に、双方共に同時に間合いを詰める。
「はぁぁッ!!」
「うぉぉぉッ!!」
――ガインッ!!
刃と刃がぶつかり合い、激しく火花を散らす。
その2人の足元では度重なる爆発によってビルは崩壊を始めていた。
不安定な足場をものともせず切り合う2人・・・
今、まさに因縁の2人の決着が、つこうとしているのだった……
……なんて感じでちょいと書いて見ました(笑)。
それとも、卑怯にも逃げ回っては、卑劣な罠や刺客を送り込む方ですかねぇ?
黒幕
>卑怯にも逃げ回っては、卑劣な罠や刺客を送り込む
こいつをさんざやったあと正面攻撃ってパターンですね。
こいつをさんざやったあと正面攻撃ってパターンですね。
Re: 黒幕
> >卑怯にも逃げ回っては、卑劣な罠や刺客を送り込む
> こいつをさんざやったあと正面攻撃ってパターンですね。
強敵や罠を掻い潜り消耗したヒロイン・・・
それでも、なかなか尻尾を掴めなかった仇敵と戦う千載一遇のチャンスに、彼女は重い体に鞭打って追いかける・・・
万全な状態なら互角以上に戦えるはずのヒロインも、既に限界寸前で、窮地に立たされる・・・
力で捩じ伏せヒロインを屈辱に塗れさせようとする仇敵は、まるで猫が獲物を嬲るかのように、執拗に攻撃を繰り返す・・・
その攻撃から切り刻まれつつも致命傷を避け、なんとか耐え忍ぶヒロイン・・・
窮地にも関わらずヒロインの瞳は、僅かなチャンスを狙い、鋭く光るのだった・・・
・・・てな感じですね。
> こいつをさんざやったあと正面攻撃ってパターンですね。
強敵や罠を掻い潜り消耗したヒロイン・・・
それでも、なかなか尻尾を掴めなかった仇敵と戦う千載一遇のチャンスに、彼女は重い体に鞭打って追いかける・・・
万全な状態なら互角以上に戦えるはずのヒロインも、既に限界寸前で、窮地に立たされる・・・
力で捩じ伏せヒロインを屈辱に塗れさせようとする仇敵は、まるで猫が獲物を嬲るかのように、執拗に攻撃を繰り返す・・・
その攻撃から切り刻まれつつも致命傷を避け、なんとか耐え忍ぶヒロイン・・・
窮地にも関わらずヒロインの瞳は、僅かなチャンスを狙い、鋭く光るのだった・・・
・・・てな感じですね。