名付け・・・
苗字に関しては、一部ルールは決めてますが、毎回、キャラクターの名付けには、いろいろ悩みます。
『年下の彼女はツインテール』のヒロインも、実は名前が付いているのですが、今回は、ちょっと出すタイミングがなくって(汗)。
そんな不憫な娘に、もし続編を書くのなら・・・とちょっと冒頭を書いてみて命名してみました(笑)。
『年下の彼女はツインテール+(プラス)』
「せーんぱいッ、おはようございまーす!!」
登校する為に自宅である安アパートを出ると、元気で明るい挨拶が俺を出迎えた。
そちらを向くと、緑色と白のセーラー服に黒のニーソックス姿のツインテールの少女が目をキラキラさせながら笑顔で立っていた。
「お、おぅ、お、おはよう」
その彼女の姿を見て、昨夜の全裸に拘束具をまとった姿を思い出し、俺の顔がカーッと熱くなる。
(昨夜はドタバタしてて麻痺してたけど……生身の女の子のアソコをみちまったんだよなぁ)
気まずくなり、つい視線を逸らすと、むぅとした彼女はその度に、ツーっとその視線の先へと移動する。
「なんで目を逸らすんですか?」
「あ……いや、あの……」
「あー、男たちに散々陵辱されて穢れた女の子なんて、見てられない……」
「――そんな事はねぇ!!」
俺は彼女の言葉を遮り、即座に否定する。
真剣な目で見つめる俺に、彼女はビックリしたように目を見開いたが、すぐにニッコリと微笑んだ。
「ありがとうございます……先輩」
(……えッ)
その笑顔は、憂いを含んだ妙に大人びた笑みで、俺はおもわずドキッとしてしまった。
でも、それが見えたのは、ほんの一瞬で、すぐに彼女はいつもの屈託のない笑顔に戻った。
「と、ところで……俺は、お前の事をなんて呼べばいい?」
「はい?」
「いや、だから……俺たちは付き合う事にしたんだから、こういう場合は、どう呼べばいいのか……ワリィ、正直、彼女なんて初めてで、よく分からねぇんだ」
見栄を張ってもロクな事にならないから、俺は素直に白状した。
「ははは、実は私も彼氏なんて始めてなんです。じゃぁ、2人っきりの時は”ノノ”でお願いします」
「へッ?……でも、確か名前は……」
「あぁ、アレはウチのボスがつけた偽名です。戸籍は抹消されているので、本来、私は名無しな存在なんですよ」
そういって困ったように彼女は笑った。
「”ノノ”は、昔、ある人に付けてもらった愛称なんですけど、凄く気に入ってるので、先輩にはそっちで呼んで欲しいかなぁ……と」
「あ、あぁ、わかった」
俺が頷くと、途端に彼女はパッと明るい笑顔に戻る。そんな彼女を見つめながら、俺は記憶の縁に引っ掛かるものを感じたのだが、それが何なのか思い出せずにいた。
「じゃぁ、行きましょう、先輩ッ! 急がないと遅刻ですよ!!」
「俺は”先輩”のままかよッ!!」
「うーん、今はまだ、先輩って呼ばせてください」
俺の手を引きながら、彼女は振り返ってニッコリと微笑んだ。その笑顔に、俺は肩を竦めると、口元を綻ばせるのだった……が……。
――ズルッ……
「……あれ?」
「――うぉ!!」
――ビターン!!
「ぎゃぁッ! うわーん、また乳首ぶつけたぁ!!」
「痛ッ……昨日のでボロボロなんだから、無理しないで今日は休めッ!!」
わずか数秒後には、フラッとよろけると俺を巻き込んで豪快に転ぶ彼女に、すぐにヒクヒクッと頬が引き攣らせた笑みになるのだった。
・・・なんて感じで、次の日の朝を迎えているのかなぁ・・・と書いてみました(笑)。
ちなみに、なぜ”ノノ”なのかは、ちゃんと理由があるのですけどね。
それは、続きを書いた際にでも・・・ってことで(苦笑)。
『年下の彼女はツインテール』のヒロインも、実は名前が付いているのですが、今回は、ちょっと出すタイミングがなくって(汗)。
そんな不憫な娘に、もし続編を書くのなら・・・とちょっと冒頭を書いてみて命名してみました(笑)。
『年下の彼女はツインテール+(プラス)』
「せーんぱいッ、おはようございまーす!!」
登校する為に自宅である安アパートを出ると、元気で明るい挨拶が俺を出迎えた。
そちらを向くと、緑色と白のセーラー服に黒のニーソックス姿のツインテールの少女が目をキラキラさせながら笑顔で立っていた。
「お、おぅ、お、おはよう」
その彼女の姿を見て、昨夜の全裸に拘束具をまとった姿を思い出し、俺の顔がカーッと熱くなる。
(昨夜はドタバタしてて麻痺してたけど……生身の女の子のアソコをみちまったんだよなぁ)
気まずくなり、つい視線を逸らすと、むぅとした彼女はその度に、ツーっとその視線の先へと移動する。
「なんで目を逸らすんですか?」
「あ……いや、あの……」
「あー、男たちに散々陵辱されて穢れた女の子なんて、見てられない……」
「――そんな事はねぇ!!」
俺は彼女の言葉を遮り、即座に否定する。
真剣な目で見つめる俺に、彼女はビックリしたように目を見開いたが、すぐにニッコリと微笑んだ。
「ありがとうございます……先輩」
(……えッ)
その笑顔は、憂いを含んだ妙に大人びた笑みで、俺はおもわずドキッとしてしまった。
でも、それが見えたのは、ほんの一瞬で、すぐに彼女はいつもの屈託のない笑顔に戻った。
「と、ところで……俺は、お前の事をなんて呼べばいい?」
「はい?」
「いや、だから……俺たちは付き合う事にしたんだから、こういう場合は、どう呼べばいいのか……ワリィ、正直、彼女なんて初めてで、よく分からねぇんだ」
見栄を張ってもロクな事にならないから、俺は素直に白状した。
「ははは、実は私も彼氏なんて始めてなんです。じゃぁ、2人っきりの時は”ノノ”でお願いします」
「へッ?……でも、確か名前は……」
「あぁ、アレはウチのボスがつけた偽名です。戸籍は抹消されているので、本来、私は名無しな存在なんですよ」
そういって困ったように彼女は笑った。
「”ノノ”は、昔、ある人に付けてもらった愛称なんですけど、凄く気に入ってるので、先輩にはそっちで呼んで欲しいかなぁ……と」
「あ、あぁ、わかった」
俺が頷くと、途端に彼女はパッと明るい笑顔に戻る。そんな彼女を見つめながら、俺は記憶の縁に引っ掛かるものを感じたのだが、それが何なのか思い出せずにいた。
「じゃぁ、行きましょう、先輩ッ! 急がないと遅刻ですよ!!」
「俺は”先輩”のままかよッ!!」
「うーん、今はまだ、先輩って呼ばせてください」
俺の手を引きながら、彼女は振り返ってニッコリと微笑んだ。その笑顔に、俺は肩を竦めると、口元を綻ばせるのだった……が……。
――ズルッ……
「……あれ?」
「――うぉ!!」
――ビターン!!
「ぎゃぁッ! うわーん、また乳首ぶつけたぁ!!」
「痛ッ……昨日のでボロボロなんだから、無理しないで今日は休めッ!!」
わずか数秒後には、フラッとよろけると俺を巻き込んで豪快に転ぶ彼女に、すぐにヒクヒクッと頬が引き攣らせた笑みになるのだった。
・・・なんて感じで、次の日の朝を迎えているのかなぁ・・・と書いてみました(笑)。
ちなみに、なぜ”ノノ”なのかは、ちゃんと理由があるのですけどね。
それは、続きを書いた際にでも・・・ってことで(苦笑)。